高鳥修一元衆議院議員は、23日にXで「被告の家庭環境がどうだったのか?というのが事件の核心ではない。安倍元総理はどのように銃撃されたかの検証が充分されるべきだ。論点が最初からズレている」と投稿した。この背景には、事件の「真相究明」を求める高鳥氏の強い問題意識と、社会の議論の焦点が「被告の動機」や家庭環境などに偏っていることへの懸念がある。
真相究明への継続的な姿勢
高鳥氏は安倍元総理を「政治の師」と公言してきたこともあり、事件後も医療関係者や関係当局に独自ヒアリングや調査を重ねてきた。過去には警察や司法解剖の説明・発表に不一致がある点や弾道に関する疑惑、当日の事件検証映像の食い違いなど「辻褄の合わない点」を複数回指摘してきた。
特にメディアや世論が被告(山上被告)の家庭環境や宗教問題などにのみ注目し、肝心の「事件の物理的経緯」や「検証の透明性」がおろそかにされているとの認識が根底にある。
投稿が反響を呼ぶ理由
この投稿はSNS上でも広く話題となり、多くの共感や再評価が集まっている。事件真相への追及を望む保守層を中心に、論点のすり替えに対する警鐘が支持されている。投稿から2日目の11月25日正午前の時点で、表示回数は146.7万回に達した。
今後の見通し
今後も高鳥氏や保守系議員、関係者による事件検証や追加情報公開の動きが予想される。
一方、事件の司法手続きや大手メディア報道では引き続き「被告の精神状態や動機の背景」について掘り下げられる可能性が高く、社会の関心が分裂する構図が続く見込みである。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。