大手商社のイラク駐在社員 偽造IDで米軍基地に不法侵入し逮捕

2026/02/20 更新: 2026/02/20

神奈川県警は19日、偽造された身分証明(ID)カードを使用して米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に不法侵入したとして、住友商事の社員でイラク駐在員の水野圭隆容疑者(45)を逮捕した。

容疑は、日米地位協定に伴う刑事特別法違反(基地への無断侵入)だ。水野容疑者は仕事先のイラクから帰国した19日に逮捕された。

事件は昨年10月23日に発生した。水野容疑者は偽造された軍関係者のIDカードを使って基地のゲートを通過し、内部に侵入。さらに、基地内で軍関係者しか利用できないレンタカーを借り、そのまま基地の外へ出て東京都内などを走行していたとされる。

事件は東京都内(港区内)での駐車違反の取り締まりで明るみに出た。警察官に免許証と偽造IDカードを提示したところ不審な点が見つかり、警察庁経由で情報共有を受けた神奈川県警の捜査によって不法侵入の疑いが浮上した。

調べに対し、水野容疑者は「米軍に憧れがあり、少しでも触れ合いたいと思い入った」と供述し、容疑を認めている。

また、水野容疑者はイラク駐在が始まった2023年ごろから、定期的に日本へ帰国するたびに、横須賀基地だけでなく神奈川県内の別の米軍関連施設にも複数回出入りしていた形跡が確認されている。これらの施設でも偽造IDカードを使い、同様の手口でレンタカーを借りていたとみられる。

神奈川県警は、水野容疑者が精巧な偽造IDカードをどのようにして入手したのか、その経路を厳しく追及する方針。また、米軍施設に繰り返し立ち入っていた詳細な意図や目的についても、さらに慎重に調べを進めるとみられる。

 

エポックタイムズの記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。他メディアが報道しない重要な情報を伝えます
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