張又俠事件の波及効果 中国共産党の人事部・元副部長が国外逃亡との情報

2026/01/30 更新: 2026/01/30

中国共産党(中共)軍事委副主席である張又俠の突然の拘束は、中共の政治危機を引き起こしている。元上海の実業家である胡力任氏は、中共内部では人々が疑心暗鬼に陥っており、ある元中共中央組織部(中組部)副部長が国外逃亡に成功したばかりで、中共政権は崩壊に向かっていると暴露した。

中組部とは中国共産党の人事を一手に握る極めて権力のある機関だ。

胡力任氏は1月28日のYouTubeライブ配信番組の中で、張又俠事件が中共内部に動揺をもたらしており、自身は興奮して眠れないほどであり、国内から得られる内部ニュースを随時ライブ配信すると語った。

同氏によれば、中共中央組織部の元副部長が当日、国外逃亡に成功し、ある国の領土に上陸したとの情報を得たばかりだという。胡氏は、この官僚は自身の友人の友人であるためリアルタイムで情報を得ることができるが、暫定的にその官僚の名前を明かすことはできないと述べた。

胡力任氏は、国内で商売をしていた際、中共の官界にかなりの人脈があり、複数の部級(次官級)官僚と知り合いであると称している。これまでにも同氏は、李克強前総理が上海で不可解な死を遂げた際の内幕など、中共の内部情報を何度も暴露してきた。

28日のライブ配信で同氏は、習近平は党内闘争から着手し、第二次「文革」を発動するだろうと早くから判断していたと語った。先日、張又俠が突然拘束された際、中国社会は依然として平静を保っているものの、中共内部はすでにパニックに陥っており、非常に緊張しているという。北京の官界内部ではすでに「内部審査」が始まっており、各地の党・政・軍の官僚は戦々恐々としている。なぜなら「張又俠の残党」に対する残酷な粛清がいつ始まってもおかしくないからである。

同氏の分析によれば、張又俠事件は大量の高官による国外逃亡を引き起こす可能性があり、これらの官僚が海外で中共の罪悪や信憑性のある証拠を暴露する可能性がある。関連ニュースが国内に伝われば、中共はさらに民心を失うことになる。胡氏自身も多くの中共官僚と連絡を取り合っており、彼らが知る内幕を次々と暴露していくとしている。

また胡力任氏は、習近平が踏み出す一歩一歩がすべて「自身の顔に泥を塗る」悪手であり、張又俠の逮捕は自身をより受動的な立場に追い込み、今や習近平は「熱鍋の上の蟻(生きた心地がしない状態)」になったと述べた。

1月24日、中共軍当局は張又俠の失脚を公式に発表した。27日、習近平は公の場に姿を現し、フィンランドのオルポ首相と会見した。

ある分析によれば、習近平による権力集中は「また一歩進んだ」とされている。彼は名実ともに「崩壊への加速を引き起こす指導者(総加速師)」として、共産党政権を猛スピードで破滅へと突き落としているという見方だ。

一方で、軍の各級幹部が今のところ「習近平による張又侠の拘束」への支持を公式に表明していない事実に注目する声もある。これは党内部の権力闘争が出口の見えない膠着状態に陥っている証拠だという。

さらに別の分析家は、習近平による今回の排除工作は、たとえ成功したとしても失敗したとしても、党内の政治危機を爆発させる火種となり、共産党の滅亡を決定づけるものになると予測している。

陳鎮錦