中国で日本を批判する宣伝が続く中、河南省鄭州(ていしゅう)市で、街頭で日本を批判する内容を叫んでいた男を警察が連行する出来事があった。
4月6日、市内の市場で、男が人目を引く格好で立ち止まり、拡声器を使って「この世代で日本の軍事発展の問題を解決する」など日本に関する批判的な言葉を大声で繰り返し叫び、通行人に向けてアピールしていた。男は麦わら帽子をかぶり、自身の名前とみられる文字と「本人」と書いた一枚の紙を首から下げるなど、どこか不自然で目立つ姿だった。
現場は一時ざわつき、周囲の人々も様子を見守る状態になっていた。
その後、警察が現場に到着し、男を取り押さえ、パトカーに乗せ、そのまま連行した。大きな混乱にはならず、騒ぎは短時間で収まった。
この様子を撮影した動画がネット上で広まり、「やりすぎて逆に捕まったのか」「何がしたかったのか分からない」といった声のほか、「愛国をネタに注目を集めようとしたのではないか」とする冷ややかな見方も出ている。
国家が日本批判をあおる一方で、それを街頭で過激に表現した個人は秩序を乱す存在として処理される。この出来事は、中国社会のちぐはぐな現実を映し出している。

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