「子どもたちが食べて、体調を崩さないか心配です」
中国・山東省の学校で、給食の食材に異変を見つけた女性職員が、カビた食材の写真を撮って校長にこう訴えた。
校長からは「傷んでいるなら使わないように」と返信があったが、そのわずか4日後、女性は解雇されたという。
女性は解雇後、食堂で撮影した写真をネットで公開した。そこにはカビた食材のほか、腐ったトマトや黒く変色したジャガイモ、期限切れの料理酒などが写っていた。女性は市場監督当局などに訴え、裁判も起こしている。
これに対し、地元教育当局は、問題の食材は「捨てる予定だったもの」で、カビた食材や期限切れ食品を給食に使った事実はないと説明した。学校側も女性の投稿を「事実ではない」と否定し、警察に通報したという。
ネットでは「捨てるものなら、なぜ厨房に置いてあったのか」「問題がないなら、なぜ報告した職員が辞めることになったのか」と疑問の声が相次いだ。「自分も同じように内部告発して解雇された」「娘の学校でもカビた食品が出ていた」と、似た経験を訴える書き込みも出ている。
「捨てる予定だった」という学校側と、「問題を知らせたら解雇された」という女性。問題の食材が実際に給食に使われたかは確認されておらず、食品問題の報告と解雇の関係についても、双方の主張は食い違っている。
一つ確かなのは、「子どもたちが心配」と声を上げた職員が、そのわずか4日後に職場を去ることになったことだ。この結末を目にすれば、次に傷んだ食材を見つけた人は、果たして同じように声を上げられるだろうか。
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