中国国旗掲揚の台湾寺院 地元政府、「違法建築」と強制撤去
中国国内の有名な寺院で中国共産党の旗を掲揚したことで国内外の注目を集めたなか、米メディアは9月20日、台湾の寺でも寺の男性所有者が今年始めから、毎日中国の旗を掲揚したと報道した。これを受けて、26日地元政府は違法建築として、同寺院の一部を強制撤去に乗り出した。地元メディアの報道によると、男性所有者は中国当局の支援を受ける組織から資金を受け取っている。
ナウルのワガ大統領、中国代表団は「無礼だ」と批判 太平洋諸島フォーラムで
大平洋南西部に位置する国土面積がわずか21平方キロメートルの島国、ナウルでは3日、第49回太平洋諸島フォーラム(PIF)首脳会議を開幕した。ナウルのバロン・ワガ大統領は、フォーラムに参加し、高圧的な態度をとる中国代表団を強く批判した。隣国フィジーのメディア「フィジー・タイムズ」が4日報道した。
日華懇、エルサルバドルの断交で台湾支持を表明
中国当局の「札束外交」で、中米エルサルバドル共和国は8月21日、台湾政府との国交断絶を発表した。日本・台湾の関係強化を目指す超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長と木原稔事務局長は30日、東京都内の台北駐日経済代表処(駐日大使館に相当)を訪れ、今後引き続き台湾を支持するとの決議文を交付した。台湾メディアの中央社が31日伝えた。
防衛白書、中国の急速な軍事力強化に強い警戒感
防衛省がまとめた日本の防衛政策や世界各国の軍事・防衛現状に関する報告書、平成30年版防衛白書は28日の閣議で了承された。同報告書では、中国国内政治・経済情勢などを挙げながら、急速な軍事力強化や軍事的脅威をあらためて指摘された。また日米軍事同盟の重要性を強調した。
米の台湾チェーン店に中国から「悪質ないじめ」 蔡英文総統の入店で
中南米歴訪中の台湾蔡英文総統は、経由地米ロサンゼルスにある台湾系コーヒーチェーン「85℃」に立ち寄ったところ、中国のネットユーザーは同チェーンが「台湾独立派企業」だと批判し、不買運動を呼びかけている。
「15分待てば入国可能」でも中国代表団が帰国 中台が対立
先月、国際会議のために台湾を訪れた中国代表団は入国せず、そのまま引き返した問題をめぐって、中台双方の言い分は真っ向から対立している。中国側は台湾が「邪魔した」と批判したのに対して、台湾は中国側が必要な情報を事前に提供しなかったと反論した。
中国浸透工作の暴露本、台湾で出版頓挫 圧力か
オーストラリアに対する中国の浸透について警鐘を鳴らす著書『Silent Invasion(静かなる侵攻)』中国語版の出版計画が台湾で頓挫している。著者の豪チャールズ・スタート大学クレイブ・ハミルトン教授(公共倫理学)は明かした。中国の圧力で出版を引き受ける出版社がないという。
<台湾表記>44の航空会社が変更 都市名のみの表示も 対応に腐心
中国当局が、中国に離着便をもつ44の国際航空会社に、台湾の表記を7月25日までに変更するよう求めた問題で、すべての航空会社がこれに合わせて変更していたことが明らかになった。
台湾開催の「東アジアユース大会」中止へ 中国の妨害で 日本は棄権
来月24日に台湾台中市で開催予定の「第1回東アジアユース大会」(Asian Youth Games)が、中国の反対で開催中止に追い込まれた。
ドラゴンフルーツで支援 台湾農家が西日本豪雨被災地に販売金寄付
台北市内の産直市場である「希望広場」で7月21日、西日本豪雨による被災者支援を目的にしたチャリティーバザーが行われた。台湾の宜蘭縣礁溪鄉農家の林庭財氏が栽培している有機ドラゴンフルーツを約900キロ提供した。売上げは全額寄付。売上金は日本台湾交流協会を通じて被災者に届けられる。
台湾と国交維持の島国パラオ、中国空路を停止
中国共産党政権は「一つの中国」理論に基づく対応を、世界中の航空会社や、台湾の外交関係国に要求している。多くの企業や国が中国に合わせた対応策をとるなか、台湾の南に位置する太平洋の島国パラオは、観光産業の大型顧客だった中国本土を結ぶ航路を停止にした。
台湾表記問題 英政府「圧力の下に置かれるべきでない」
中国当局が各国の航空会社に対して、台湾を「中国の一部」と明記するよう圧力をかけた問題で、英国のマーク・フィールド外務副大臣は11日、書面で初めて公式見解を示した。副大臣は、英航空企業は到着地の名称を決定する権利を有し、「変更を強要する政治的圧力の下に置かれるべきではない」とした。
iPhoneユーザー、台湾国旗絵文字でシャットダウン
アップル社のiPhoneやiPadの利用者に、中華民国の旗や台湾に関する入力をすると、強制シャットダウンしたりするというバグが発生する。米国の元安全保障局(NSA)職員が自身のブログで報告した。
チベット亡命政府、台北で感謝広告 台湾からの寄付金が世界最多
チベット亡命政権を通して亡命チベット人社会を資金面で支援する「ブルーブック・プロジェクト」では、国・地域別として台湾からの寄付金額が最多であることが分かった。亡命政府はこのほど、台北市内で広告を掲載し、台湾市民への感謝の意を示した。米ラジオ・フリー・アジア(RFA)が4日報じた。
台湾外相、日本メディアの取材で「日台安全保障構想」提案 在日中国大使館は抗議
最近、産経新聞の独占インタビューを受けた台湾外交部長(外相)は、中国共産党政府による軍事的圧力に対抗するため、日本政府に対して、台湾との安全保障対話構想を提言した。これについて在日中国大使館は、台湾独立を主張するものとして「強く反対する」と産経新聞に申し入れを行った。台湾外務省は「台湾と日本の間の報道の自由に違反している」と応酬した。
台湾、中国記者の駐在申請を却下 かつて日本に関するフェイク報道
台湾行政院大陸委員会はこのほど、中国メディアの記者からの台湾駐在申請を却下した。却下の理由について、同記者が以前「フェイクニュースを報じていた」と説明した。
米国防長官訪中、南シナ海など問題で平行線続く
中国の習近平国家主席は27日、北京市にある人民大会堂で、訪中したジェームズ・マティス米国防長官と会談した。両氏は、米中関係を重視するとあらためて強調し、米中両軍の意思疎通や協力を強めていく姿勢を示した。しかし、中国政府系メディアは、米中が意見対立する南シナ海、台湾、北朝鮮問題について会談の詳細を言及しなかった。米国防長官の訪中は4年ぶりだ。
台湾蔡英文総統「中国は世界民主制度の脅威」=AFP
台湾の蔡英文総統はこのほど、AFP通信の取材に対して、中国は台湾だけではなく、世界各国に対して政治的圧力を強めており、世界の平和・民主を脅かしているとの認識を示した。蔡総統は、各国が台湾と共に、中国の覇権主義に対抗していくべきだとした。
「患難見真情」安倍首相が中国語でツイート、台湾総統に慰問を返礼
安倍首相は20日、SNSで、大阪北部地震にお見舞いの言葉を日本語で発信した台湾・蔡英文総統に、今度は台湾で使用される中国語繁体字で返礼の言葉を送った。
台湾表記 対応に苦慮する航空各社 JAL、ANAは中国語サイトで変更
中国民用航空局は4月、44の海外航空会社に対して、インターネットのサイトでの台湾・香港・マカオの表記を変更するよう要求する通知を出した。これに応じて日本の大手航空会社2社は、中国語サイトの表記を変更した。
台湾女性「二度と中国には行かない」 ネット検閲に恐怖
台湾メディアはこのほど、中国本土の企業に就職した台湾出身の女性が、中国のネット検閲を危惧して、仕事を辞めて台湾に戻ったことを相次いで取り上げて報道した。台湾のネットユーザーらは、台湾と中国本土の言論自由の違いを指摘した。
中国の航空会社、台湾を「海外」扱い 国際料金を取るためか
中国当局が4月末、外国の航空各社に対して、台湾を「中国台湾」と明記するよう要求したことについて、中国国内世論にも関心が高まっている。一部のネットユーザーは、「なぜ国内の航空会社が香港・マカオ・台湾行きを『国際便』として扱っているのか」と違和感を覚えたという。
中国、南シナ海人工島で「街」づくり 400棟のビル建設=衛星写真
南シナ海の係争地域で中国が軍事目的の人工島を建設している問題で、一部の礁には400棟ものビルを建設していることが、衛星写真の解析で明らかになった。専門家は近い将来、中国が人民解放軍を駐留させるとみている。
中国、在中台湾人が「台湾に戻れない」 台湾「共産党のプロパガンダ」
中国共産党政権による台湾政府に対する圧力に拍車がかかっている。最近、中国本土の両岸関係事務主任は、本土に来ている台湾人は「台湾に戻ることができない台湾人」などと形容した。台湾行政院は、戻ることができない台湾人はいないとし、政治プロパガンダだと批判した。
強まる台湾への外交圧力 中国、航空各社に表記変更を要求
国際的な企業を介した、中国共産党政府による台湾への圧力が厳しくなっている。台湾英文新聞によると、中国民用航空局は4月、世界44の航空会社に対し、台湾、マカオ、香港は中国の一部とする表現に変更するよう求める書簡を送っていたことが分かった。
WHO年次総会開幕 日本など16カ国が台湾参加を支持
世界保健機構(WHO)の年次総会(WHA)が21日、スイスのジュネーブで開幕された。日、米、豪の政府高官は22日、相次いでWHOに対して台湾代表団のWHAへの参加を呼び掛けた。
台湾、「日中戦争」ドラマを放送中止 中国の圧力有無を調査へ
台湾のテレビ局「大愛電視」がこのほど、日中戦争をテーマにした連続ドラマを突然放送中止と発表し、注目が集まった。台湾政府は21日、中国当局からの圧力の有無について調査すると表明した。
ラッキー! 日本の漫画家が残した「感謝の絵」、台湾で話題
漫画家の颯田直斗さんが、台湾の旅館に残した「感謝の絵」が台湾で話題になっている。
GPSで「日本LOVE台湾」日本人ランナーが笑顔になれるメッセージ
携帯電話のナビゲーションステムを使用して、台湾へ友好的なメッセージを送った日本人シティランナーの活動に注目が集まっている。台湾現地メディアにも取り上げられた。
米領事館SNSで声明文を掲載 中国、削除せず=台湾表記問題
中国当局が、外国の航空会社に対して、台湾は中国の一部と表示するよう要求したことを受けて、米国の駐中国大使館と領事館は相次いで、中国のSNS上で声明を発表し反発した。中国当局はネット上で、米政府の声明文を保留しながら、ネットユーザーらのコメント投稿や記事シェアを規制した。これにネットユーザーが強い不満を示した。