米国防総省 中距離ミサイルシステム「タイフォン」を日本へ配備する計画を明らかに
アメリカ国防総省は、中国の軍事的野心に対抗し、インド太平洋地域の平和を維持するため、日本に新型「タイフォン」中距離ミサイルシステムを配備する計画を進行中であると発表。これは地域の安全保障を強化するための措置の一環。
米軍の新型中距離ミサイル展開:アジア太平洋地域における中国抑止戦略
米軍は本年内に、アジア太平洋エリアに新型の中距離ミサイルシステムの配備を予定しており、これは1987年の米ソ中距離核戦力(INF)条約の締結後、初めてのことである。この配備は、中国共産党による台湾への潜在的侵攻を抑止する狙いがあると、米軍は以前より表明している。
4月3日には、チャールズ・フリン米太平洋陸軍司令官が、駐日米国大使館での記者会見において、「近いうちに中距離ミサイルの発射能力を備えた装置がアジア太平洋地域に配備される」と発表した。
米陸軍、最新中距離ミサイル「LRHW」の射程を公開 台湾狙う中国軍を射程圏内に=報道
米陸軍当局者はこのほど、陸軍向けの新しい中距離ミサイル「LRHW(長距離極超音速兵器、Long Range Hypersonic Weapon)」の射程が2775キロ以上だと初めて明らかにした。中国軍が台湾を軍事攻撃した場合、米軍はグアム空軍基地から「LRHW」を発射し、中国軍の侵攻を阻止できることを意味する。