南シナ海で中国船が危険な妨害行動 フィリピンは多国間抗議活動を呼びかけ
先週、南シナ海でフィリピンと中国の間に新たな対立が発生した。フィリピン国防省は10月25日、南シナ海での航行の自由を確保するための多国間の活動を強化し、更に多くの国に参加を求めるとの立場を明らかにした。これは、中共の南シナ海での強圧的な行動への対抗策だと考えられている。
中共が発表した「2023年標準地図」は党内部の分裂を示す=専門家
中国が周辺国との領有権紛争地域について自国の領土と表記した新地図を発表した中、専門家は当該地図が外交問題以上のものを示していると指摘した。中国共産党内の権力闘争を意味するという分析だ。
南シナ海めぐる中国の主張は「違法」 米国務省、報告書を発表
米国務省は12日、南シナ海をめぐる中国の主張について報告書を発表した。「中国は南シナ海の大部分において不法な海洋権益を主張している」と結論づけ、違法かつ威圧的な活動を停止するよう求めた。
比船が中国海警局船から妨害され…米国、比防衛義務の発動を示唆
フィリピンの補給船が南シナ海の環礁に向かう途中、中国海警局の船から放水を受け活動を妨害された事案で、米国務省は19日声明を発表。中国の動きは「地域の平和と安定を直接脅かす行為だ」と述べ批判した。さらに、もしフィリピン船へ
南シナ海仲裁5年後、中国公船の不当侵入増加 フィリピンが非難
南シナ海仲裁判断の画期的な判決から5年を経ったが、フィリピン漁師のランディ・メグ (Randy Megu)氏は、中国船との遭遇が以前より頻繁になっているとVOAの取材に対して訴えた。
「南シナ海仲裁裁判」から5年 判決を継続的に無視する中国
フィリピンが南シナ海の領有権紛争に関して裁判を申し立てた通称「南シナ海仲裁裁判」で、国際仲裁法廷が九段線に基づく中国の海洋権益主張には法的根拠がないという判決を下してから2021年7月12日で5年目を迎える。にも関わらず、中国は継続的に同判定を無視し領有権を巡る他の紛争解決にも協力的な姿勢を示していない。
中国海警法 海洋法秩序を揺るがしかねない=参議院調査会
4月14日、参議院・国際経済外交に関する調査会が開かれ、海洋法に詳しい3人の専門家が参考人として出席。その中の1人で明海大学外国語学部教授でシンクタンク・日本国際問題研究所主任研究員の小谷哲男氏は、中国海洋法について安全保障の観点から分析を示した。
日本、台湾、豪州など インド太平洋地域 米軍と提携強化 中国に対処
2021年4月上旬に中国が南シナ海で空母群の演習を実施したこと、および中国人民解放軍海軍(PLAN)最新空母の戦闘態勢がまもなく整うと国営報道機関が報じたことで、中国の軍事的拡大と敵対的な姿勢に対して新たな注目が集まっている。
中国漁船、南シナ海で毎日260トン漁獲可 漁場奪われ「フィリピン漁師は疲れ果てている」保護団体が指摘
フィリピンの環境保護団体は15日、西フィリピン海に集結している200隻以上の中国の漁船団は、毎日260トンもの魚を獲る可能性があると指摘した。この中国船による乱獲で、フィリピンは魚不足に陥る恐れがあるという。当局は、漁船団には中国が軍事訓練を施した民間漁船「海上民兵」が含まれるとして退去を求めている。
対テロ強化策を講じるフィリピン 米が防衛協力
2021年1月下旬、コタバト州北部のトゥルナンのバス停近くで発生した爆発により2人が死亡し、6人が負傷したことで、フィリピン国内でテロへの警戒意識が再び高まった。2017年にマラウィ市南部が5か月間にわたり暴力的過激派組織により占拠された際の「マラウィの戦い」の記憶がよみがえったのである。継続的に訪れるテロ脅威に対抗するため、フィリピン軍は引き続き防衛提携諸国と協力を図りながら、国境警備とテロ対策の取り組みを強化している。
フィリピン国防相「米国は南シナ海の安定への力」
2021年1月下旬、フィリピン国防相は紛争が発生している南シナ海とインド太平洋地域にとって米国は「安定化への力」であり、フィリピン政府は米比関係の「新時代」の展望は明るいと考えていると述べた。
中国共産党の「海警法」南シナ海地域の緊張を高める=専門家
中国政府は中国共産党と中央軍事委員会の指揮下にある中国海警局に、外国船舶に対する武器使用を認める権限を付与した。領有権紛争が発生している南シナ海については、主権を主張する諸外国が中国の攻撃的行為に対する非難を強めていることもあり、同海域における緊張がますます高まると専門家等は主張している。
「九段線」印刷のTシャツを着た中国観光客、ベトナムで物議
ベトナムを訪れた中国人旅行客のTシャツに描かれた地図が物議をかもしている。
中比首脳会談、南シナ海問題で火花 中国「軍事行動も辞さない」
フィリピン大統領府は20日、このほど北京で行われたドゥテルテ大統領と中国の習近平国家主席との会談で、南シナ海における両国間の領有権問題を巡って両首脳が激しく論争したことを、明らかにした。