鳥インフルエンザ、アジアと欧州で蔓延、インドで人感染死

2006/02/21 更新: 2006/02/21

【大紀元日本2月21日】鳥インフルエンザアジア欧州などへ拡散し始めている。インド、フランス、エジプト、ドイツ、イタリアなどの各国で、H5N1型ウィルスによる感染が相次ぎ確認された。これまで人の感染はすべて家禽からであり、人から人への感染はまだ確認されていないという。

インドの感染状況

家禽養殖場の農場主が鳥インフルエンザに感染し、死亡したことを伝える地元朝刊紙を読む店主ら=19日、インド・ムンバイで(AFP)

インド政府関係者は18日、インド西部のスラート地区で家禽養殖場の農場主が鳥インフルエンザに感染し、死亡したことを明らかにした。最終確認のため、死者の検体を国立研究所に送り、現在は検査結果を待っているところだという。

インド中西部のマハラシュトラ地区の農場では既に5万羽以上の鶏が死亡、サンプルを検査した結果、H5N1型ウィルスに感染していたことが判明した。これを受け、インド内閣事務局は緊急会議を召集し、緊急対応チームと200人余りの専門家チームを結成し、感染地区に派遣した。BBCの報道によると、防護服を着た衛生部関係者が同地区の農場で50万羽の家禽類を処分したという。

エジプトの感染状況

世界保健機構(WHO)の駐地中海地区顧問ハーサ・ブッシュラ氏は、エジプトの現地時間17日、同国の中部カイロや、キサ及び南部のメイア地区で、H5N1型ウィルスに感染死した鳥が確認されたと発表、エジプト政府は感染の疑いがある家禽類を処分し、生きた家禽類の輸入を禁止、税関での検疫作業を強化したという。

欧州の感染状況

フランス農業部が18日夕方発表した声明によると、13日に同国ジョワイユで発見した野生のアヒルの死体から、H5N1型ウィルスが検出されたという。政府は17日午後から鳥インフルエンザ緊急対策を実施、ジョワイユから3キロ範囲内の地域を保護区と指定し、10キロ以内の地域を警戒区と定めた。

ドイツ政府はレーゲンスブルグで59例の鳥インフルエンザ感染がみつかったと発表し、同島の鶏やアヒルなどは全部処分される見込み。メルケル首相が現地を訪れ、視察した。目撃者によれば、同島の至る所に白鳥の死骸が散乱しているという。軍部はすでに同島に到着し、白鳥の死体処分と消毒作業に当たっているという。

一方、イタリア南部では先週、白鳥が鳥インフルエンザに感染したことが確認され、中部のオンブリア地区ではアヒルの死体からH5N1型ウィルスが検出された。

そのほかギリシャ、ブルガリア、スロベニア、オーストリアなどの国でも感染が確認された。

2003年以来、東南アジアで発生した鳥インフルエンザは拡散を続けており、世界各国で数百万羽の家禽類が処分され、90人以上が感染死した。現時点で人から人への感染は確認されていない。