中国湖北省:強制土地収用、厳しい監視にさらされる農民

2009/03/01 更新: 2009/03/01

【大紀元日本3月1日】湖北省十堰市隕西県の土地を失った農民たちがこのほど、当局の土地強制収用を阻止しようとした。中国当局は2月24日、数十人の公安を出動させ、権利を守ろうとする現地の人々を監視し、北京への陳情も阻止した。ラジオ自由アジア(RFA)が伝えた。

民間権利維持の尽力による権利運動ブログ2月24日の情報では、湖北省十堰市隕西県城関鎮に5,60人の公安が出動し、土地の強制収用を阻止しようとした農民たちが追い払われた。

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強制収用を阻止しようする農民(RFA)

村民の一人、周梅さんはRFAの取材に応じた。彼女の話では全村千人以上の農民が以前は農業に従事し生計を立てていたが、今さらに約400畝(1畝は6・667アール)の農地が政府により強制収用されただけではなく、田畑の農作物も全てつぶされてしまった。強制収用を阻止しようと村民たちは2月20日には土地を守ろうと座り込みを開始したという。

周梅さん:農民たちはほかに方法がなく、20日に始めました。千人以上の農民です。今まで毎日3,40人が地面に座っていましたが、彼らは続けられませんでした。警察が手に手錠や縄を持ちやって来たので恐ろしくなったのです。

記者:つまり、あなたたちは今、彼らの作業を阻止することが出来ないのですね。

周梅さん:彼らの作業を阻止することが出来ないだけではなく、地面に座ればすぐに手錠をはめられるので、農民たちはそばに立っているだけで座りこむことは出来ずにいます。

調査によれば、現地政府は農民に対し都市収用補償として1畝あたり2万60元を補償している。しかしながら当局はこれらの土地を1畝少なくとも35万元で販売しているのだ。多くの農民は脅したりすかされたりしながら、仕方なく合意のサインをしている。周さんは、彼女と夫が積極的に村民の権利を守ろうとしたためその日に家にいることを強いられた。

周梅さん:私と夫は家の中にいます。外へ出ることは出来ません。

記者:外には何人の警察があなたたちを見張っているのですか。

周梅さん:3人です。

記者:彼らはあなたたちに何か補償条件を提案しているのではなかったですか。

周梅さん:彼らの補償条件は、彼らの販売開始価格は1畝35万元ですが、我々農民からの買値は1畝2万60元。長い土地収用がこの価格です。

記者:だから皆さんは同意しない。そうですね。

周梅さん:そうです。同意していません。彼らは農民を脅してサインさせているのです。

RFAの記者が24日、隕西県県委員会書記・盧富昌氏と城関鎮の鎮長・潘道軍氏の携帯電話に何度も電話をかけたが繋がらなかったという。

周梅さんの話によると、何人かの北京へ陳情に行こうとした村民が駐北京オフィス職員に拘束され、同じく十堰市の権利維持活動家の鄭大靖氏も北京にいる間、同オフィス職員に携帯電話を没収されたという。

「北京で隕西県の駐北京オフィスの職員が連絡を取ってきた。昨晩、鄭さんに電話をかけてきて、同郷だったと思うから一緒に食事でもしようと言い、彼らは鄭さんを見つけると彼の携帯を奪ったのです」

権利運動連絡人の張建平さんによると、2月19日北京へ陳情に行った多くの十堰市民がすでに強制的に地元に送還されたという。張さんはさらに隕西県県委員会書記・盧富昌氏が陳情する農民を“洪水猛獣(恐るべき災厄)”とみなしていることをさし、「この県委員会書記の言ったことははっきりとしており、彼は百日厳重に死守すると言った。この言葉は昨年元旦に彼が話したことで、厳重に死守するというのは98年の抗洪水の時に提出されたものだ。かれは我々農民を洪水や猛獣、つまり恐るべき災厄とみなしているから百日厳重に死守すると言い、その実、彼らは農民たちの利益を損なっている」と指摘している。

(翻訳・坂本)
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