【大紀元日本12月28日】中国南部の広西チワン族自治区でも、新型インフルエンザが爆発的に流行している。同自治区政府の公式発表は、14日からの1週間で、全区14市の死者数は2人としているが、玉林市の病院関係者からの情報では、同市のみでも一日平均4~5人の死者数を出しているという。
玉林市第一人民病院発熱診察室の医師から寄せられた情報によると、発熱の患者が病院内に溢れており対応しきれないため、患者に対してインフルエンザの検査は行っていない。熱のある患者は、家で静養するよう勧められているという。
また、取材に応じた別の病院の医師は、匿名を条件として次のように語った。「(インフルエンザ患者が溢れていることは)本当だ。死亡者は、毎日出ている。私の知っている限り、平均して1日4~5人死亡している。どの病院にも死者が出ている」。死亡者については、「具体的な話は、怖くて話せない。年少から年配までいる」と語った。
記者は玉林市疾病抑制センターに取材を試みたが、回答は得られなかった。
取材に応じた同市の市民によると、最近は再び新型インフルエンザが爆発的に流行し、多くの学校が2週間の休校になっている。現在、通りには人が少なく、外出を控えている人も多いという。
現地政府の報道によると、医療専門家は同自治区のインフルエンザ流行レベルを「強」としている。同自治区は来年1月から本格的な寒さを迎え、新年には流動人口が増えるため、今後の感染拡大が懸念されている。
(翻訳編集・小沢)
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