【大紀元日本11月23日】北朝鮮が23日午後2時34分ごろ、韓国西方沖にある延坪(ヨンピョン)島付近へ突然砲撃した。午後4時までに200発以上の砲弾が発射され、延坪島は焦土と化した。韓国側にこれまでに少なくとも2人の兵士を含む18人の死傷者が出ている。
砲撃で約70軒の民家が炎上し、住民は避難施設に避難したほか、一部は漁船に乗って島を離れた。合同参謀本部の発表によると、韓国軍はその後、約80発の対応発射をした。
韓国政府は午後、李明博大統領が安全部門長官を召集し、緊急会議を開いた。軍部によると、空軍はF15とF16戦闘機を黄海5島地域に向け緊急出撃させた。現在、合同参謀本部は砲撃の事態を受けて「局地挑発最高対応態勢」を稼動させ、警戒を強化させている。
延坪島は黄海上の北方限界線(NLL)に近い仁川市付近に位置している。2005年の統計データでは、島には623戸が居住しており、総人口は1387人。
(ソウル記者・金明耀 翻訳編集・趙莫迦)
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