【大紀元日本11月2日】大連市で、新設のゴミ箱の盗難事件が多発している。漬物桶に使われたり、鉄の廃品として換金されたりしているという。困り果てた市当局は、通報者への奨励制度を打ち出した。
市環境衛生処の幹部によると、今年、800万元を投資して、約8千個のゴミ箱を新設した。5月からの半年間、そのうちの約250個が紛失または破損した。特にステンレス製のゴミ箱がよく狙われている。単価750元のこのゴミ箱は、ボコボコに潰されて鉄の有価物として50元で換金される。
また、多くの新型ゴミ箱のキャスターも盗まれている。手作りの手押し車の部品になるのだという。ある住民の庭で発見されたゴミ箱は、漬物桶に変身していた。
一部のプラスチック製のゴミ箱は無残に焼けている。「料理屋の熱い残飯やタバコの不始末でこうなった」と現場の清掃員は言う。
対策に悩む市当局は、ホットラインを開設、盗難・破損行為の通報者に200元の謝礼を支給するという。
(翻訳編集・叶子)
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