ベトナムで初の100%外資給油所、出光も出資

2017/10/10 更新: 2017/10/10

出光興産株式会社は、クウェート国際石油(Kuwait Petroleum International – KPI)との提携で、5日にハノイ市のタンロン工業団地内で第一号店の小売りガソリンスタンドを開設した。出光は、経済発展を続けるベトナムの燃料油需要拡大を見込み、今後安定した石油製品の供給をしていくとしている。

一号店のガソリンスタンドは多くの日本企業があるタンロン工業団地内に設けられた。出光興産とKIPがこれまで欧州での経験を生かした給油所運営ノウハウを積極的に導入する。ベトナムでは初となるキャッシュカードで支払えるPOS(販売時点情報管理)/カード決済システムも導入された。

出光興産とKPIは2016年4月にそれぞれ50%を出資し、石油製品の卸売・小売り事業を目的としたベトナム現地企業「出光Q8ペトロリアムLLC」を設立した。今後、同社は北部最大の国際貿易港であるハイフォン港から首都ハノイ市の間を結ぶ高速道路沿いを重点的に出店していくネットワークを開設する計画だ。

           (翻訳編集・黄蘭)