中国海軍は2017年8月、アフリカ北東部に位置するジブチで、海外初となる軍事基地の建設を始めた。香港メディア「香港01」9日付は、同基地は間もなく完成すると報道した。
香港01は、同紙が入手した11月26日の衛星写真では、「長さ400メートルの埠頭は完成間近となったことが分かる」と紹介した。記事は専門家の話として、「中国海軍の最大級空母『遼寧』の長さは306.5メートルなので、ジブチの中国軍基地の埠頭には、中国海軍のすべての軍艦を停泊できるということだ。このため、同基地は中国にとって海外における戦略要衝となる」と報じた。
また、記事によると、基地にはヘリコプター用のヘリポートはある。しかし、ジブチの米軍と日本の自衛隊の各基地には軍用大型長距離輸送機C-17などが使う滑走路が設けられているのに対して、中国軍基地には滑走路がない。「中国側はジブチ政府から軍用飛行場の購入を計画した」 が、「最終的には理由不明のまま棚上げになっている」という。
ジブチは紅海とアデン湾に面し、アジアとヨーロッパを結ぶ要衝に位置する。日米中の軍事基地のほかに、イタリアやフランスの軍も軍事拠点を設置している。
(翻訳編集・張哲)
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