外務省によると、国連安保理決議違反となる北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上活動に対して、オーストラリアが海軍フリゲート「ワラマンガ」を派遣し、10月下旬から警戒監視活動を行う。オーストラリアによる北朝鮮の海上監視は今年2度目、2018年以降6度目となる。
オーストラリア統合作戦本部のグレッグ・ビルトン中将は28日付の声明で、「オーストラリアは地域の安定と安全にコミットしており、北朝鮮が非核化に向けて具体的な措置を取るまで、制裁措置を継続する」と述べている。
防衛省は、自衛隊と海上保安庁が国連安保理決議違反が疑われる船舶の情報収集を続けているとしたうえで、「関係国と緊密に協力を行っていく」とコメントした。
瀬取りを含む北朝鮮の違法な海上活動の監視には、今年だけでもフランス、カナダ、オーストラリア、英国、ニュージーランドが異なる時期に加わっている。フランスやカナダなどの哨戒機による警戒監視活動では、国連軍地位協定に基づき、在日米軍嘉手納基地や普天間基地の飛行場が使用されている。
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