岸防衛相、ジブチ大使と会談 海賊対処用拠点の提供に感謝

2021/12/01 更新: 2021/12/01

岸信夫防衛相は1日、自衛隊唯一の海外拠点があるアフリカ・ジブチのビレ駐日大使と会談した。海賊対処の拠点を提供していることに謝意を伝え、引き続き協力を深化していく考えを示した。

岸防衛相はビレ大使と最新の地域情勢についても意見交換を行った。

ソマリア沖・アデン湾の海域は、年間約1600隻の日本関係船舶が通行しており、重要な海上交通路となっている。多発する海賊行為から船舶を守るため、自衛隊は2011年6月に海外発となる基地を開設し、護衛艦を派遣してきた。

政府は11月26日、国家安全保障会議(NSC)を開き、情勢不安が続くエチオピアの邦人退避について検討している。翌27日、岸田首相はすでに防衛省と外務省の合同の調査チームを隣国のジブチに派遣したことを明らかにした。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。
関連特集: 日本の防衛