[台北 2日 ロイター] – 英下院外交委員会のカーンズ委員長は2日、今週の台湾訪問で防衛協力について協議したことを明らかにした。
同委員長は台湾の蔡英文総統と会談後、記者団に対し、インド太平洋の平和と安定をどう維持し、英国が民主国家としてどのような役割を果たせるかが主な議題になったと発言。
「われわれ全てがさまざまな敵から直面しているサイバー関連の脅威、偽情報、伝統的な軍事紛争について協議した」とし「われわれ国際社会がどのような形で協力して阻止できるか、つまり抑止力外交の重要性について協議した。その一環で防衛協力についても話し合った」と述べた。
在英中国大使館は1日、今回の台湾訪問について、中国の内政への「重大な干渉」だと非難し、中国の国益を損ねる行為には「強硬に対応する」と警告している。
蔡英文総統は、英国の支援に謝意を表明。「民主国家はこれまで以上に団結して強権的な拡張に立ち向かう必要がある。このため、台湾・英国関係の発展は極めて重要だ」と述べた。
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