今月7日、中国の著名な化粧品ブランドのフォーモミーは、公式サイトで「これは『マーケティング』ではない。本当に倒産しました」と公表した。倒産の理由は「巨額の債務」だという。
2018年に創立した「FOMOMY/フォーモミー(中国語:浮気)」は遊び心満載のパッケージが特徴の化粧品で広く知られており、SNS拡散により若者の間で人気を博していた。
同ブランドの多くの商品はかつて、中国EC最大手である「天猫(Tmall)」や中国版のTikTok「抖音(ドウイン)」で売上1位を獲得していたほど。日本市場にも進出しており、生活雑貨大手の東急ハンズやロフト(LOFT)などでも販売されていた。
米国メイクアップブランドの「e.l.f.(エルフ)ビューティー」や「メイベリン 」、韓国コスメの「エチュードハウス」や「ザ・フェイスショップ」など、近年、多くの著名ブランドが中国市場からの大規模な撤退を発表している。
中国メディア「北京商報」が報じた不完全な統計によると、過去1年間で13のメイクアップブランドが閉鎖および中国市場からの撤退を発表しているという。これらのブランドは、いずれも100元(約2000円)以下の手頃な価格の商品を中心に販売している。
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