経済が破綻し、消費も低迷している中国では、今年の旧正月明けからアリババグループ傘下の大型スーパーマーケット「大潤発(RT-Mart、ダーユンファ)」の各店舗で、閉店が相次いでいる。
新たに閉鎖が発表された3店は四川省、江蘇省、湖南省にある店舗で、なかにはオープンして10年以上の店舗も含まれる。
旧正月の前(1月26日)には、店舗面積が2.7万平方メートルに及び、オープンして9年になる大潤発「黃岡店(湖北省)」の閉店が発表されていた。
中国の消費行動分析サービス「壹覽商業」による不完全な統計では、2023年1月以降、RTマートは湖南省、江蘇省、湖北省、四川省などの省を跨ぐ、少なくとも13店舗が閉店、または閉店を発表している。閉店した店のなかには、わずか4年で閉めた店舗もある。
大潤発は、スーパー運営会社大手の高鑫零售(サンアート・リテール)が運営する大型スーパーマーケット。5年前の2019年3月時点では、中国の160都市で400店舗以上を展開していた。
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