中国の多くの産業が経済の低迷に直面し、店舗の閉鎖が相次いでいる。経営者たちは巨額の借金を抱え、生活の基盤である自宅や車を失い、借金返済のために働く日々を送っている。
かつて建設業を経営していた張氏は、新唐人とのインタビューで、以前、県政府のプロジェクトを担当していたが、工事代金が4年以上も未払いであり、さらに政府の職員からは権利を主張することが、禁止されていたと述べている。
元建設業経営者の張氏は、「私が手掛けたスラム地区の再開発プロジェクトの工事代金は未払いだ。県政府からの資金提供はなかった」と述べている。
「資金不足を理由に、私たちの要求は解決されず、声を上げることも許されない。このプロジェクトで最も多い負債を抱える経営者は8千万円以上、私たちの負債は4千万から5千万円だ」
張氏は月数十万円の銀行ローンを背負い、自宅と車を抵当にしている。ローン返済が必要で、生計を立てるためには働くしかない。しかし、現在の経済状況は厳しく、仕事をしても給料の支払いが遅れがちだ。
張氏は「現在、仕事を見つけるのが難しく、昨日は給料未払いで裁判所に訴えた。4か月以上肉屋で働いているのに、給料はまだ支払われていない。私たちの地域では、40人以上が給料を受け取っていない状況だ」と述べた。
近年、中国の多くの産業が深刻な不況に直面している。元レストラン経営者の王氏は、新唐人とのインタビューで、現在ビジネスを行っている人々の多くが倒産しており、仕事を見つけるのが困難で、給料の未払いが広範囲にわたっていると述べている。
王氏はさらに、「給料の未払いは今や非常に普通のこととなっています。中には1年から2年も給料を受け取っていない人がいる一方で、数か月間給料をもらっていない人もいます。どの産業でも見られる問題ですが、特に建設業界での未払いは頻繁に起こっています」と付け加えている。
王氏によると、中国の国有企業や公共施設では給料未払いが問題となっているが、政府は厳しく監視し、議論を禁じている。インターネットでこの問題を指摘した友人は警察に呼ばれたようだ。
王氏は「この問題を公にするのは難しく、話しても利益はない。中には『お茶を飲みに行こう』と警察に呼ばれる友人もいます」と語っている。
また、王氏は自身のビジネスでの不満も述べており、彼のレストランは新型コロナウイルスの封鎖措置で閉店し、20万(約430万円)から30万元(約650万円)の損失を経験した。現在は借金返済のために働いている。
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