自衛隊、魚釣島近海で中国海軍艦艇を確認—東シナ海の領域警備強化

2024/06/08 更新: 2024/06/08

6月2日、自衛隊は沖縄県の魚釣島北西約80kmで中国海軍のミサイル駆逐艦とフリゲートを確認した。この動きに対し、自衛隊は警戒監視と情報収集を強化している。

自衛隊統合幕僚監部の6月7日の発表によると、2日午前10時頃、海上自衛隊は魚釣島の北西約80kmの海域で、南進する中国海軍ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦1隻(艦番号「151」)を確認した。さらに、同日正午頃には、同海域でジャンカイⅡ級フリゲート1隻(艦番号「577」)も確認した。

これらの艦艇はその後、魚釣島の西約70kmの海域を南進し、与那国島と台湾の間の海域を通過したことが確認された。6月6日午後9時頃には、これらの艦艇が沖縄本島と宮古島との間の海域を北進し、東シナ海へ向けて航行したことが確認された。

防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第11護衛隊所属「やまぎり」および第1航空群所属「P-1」により、これらの艦艇の警戒監視および情報収集を行っている。

関連特集: 日本の防衛