24日午後、中国広東省仏山市にある(万科金融センター「万科金融中心A座楼」)が突然揺れ、ビル内にいた約100人が地上への避難を余儀なくされた。
揺れが発生した時ビル内にいた一部市民は、当時の状況について「まるでボートに乗っているかのようだった」と振りかえっている。なかには「地震だ」と思っていた市民もいる。
揺れ発生時の様子を撮影した動画のなかには、激しく揺れるガラス戸や「やかん」が写っていた。
しかし、このビルが揺れた時、周囲の建物は揺れていない。中国メディアが地震当局の職員の話を引用して報じたところによると、揺れたビルが所在する仏山および周辺地区では、その時、地震は起きていないという。
翌日(25日)、地元当局はこの件に関して、「専門家による調査の結果、建物の損傷や周囲の地面のひび割れなどは発見できなかった。今後は専門チームを立ち上げてさらなる調査を行っていく」としている。
揺れたビルは2015年に引き渡され使用開始したものだ。
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