先日、深セン市で日本人の男の子が中国人の男に襲われ、死亡するという痛ましい事件が起きた。
中国のネット上では拍手喝采する心無いコメントが上げられる一方で、「ごめんなさい、子供の死は本当に悲しい、この沈黙をお詫びします」という不幸な死を悼み、こういう事件が発生してしまったことに対して、何か罪悪感を感じているようなコメントも見られる。
実は、今の中国で襲われているのは日本人だけではない。中国人が関係の無い中国人を襲うという事件が多発している。
暴走車がわざと人混みへ突っ込むなど「社会への報復」を意図したとみられる凶悪事件も含め、中国社会の邪気がもたらす悲劇は、ほとんど毎日起きている。
19日夕方、中国上海市浦東新区の集合住宅で、一人の女性がナイフで住民を次々と切りつける事件が起きた。
現場の様子を捉えた動画のなかには、体から血を流した多くの人が地面に倒れ込んでいた。
「女は5人を次々と切りつけたが、死者はいない」と現地のネットユーザーは明かしている。
現地公安当局も同日、事件の内容について発表しており「周(女、40歳)は些細なトラブルをきっかけに隣人の陳(男、51歳)と言い争いになり、周は果物ナイフで陳とその家族にかすり傷を負わせた。周は逮捕され、負傷者は命に別状はない」という。
公安当局の発表では「映像見ている限りでは、とてもかすり傷になど見えないぞ!」「当局はまたしても事件を軽く報じている」といった非難の声が寄せられており、あるユーザーは「なんて世の中になってしまったことか」とコメントし、市民の間に嘆きと不安が広がっている。
「今の中国社会は邪気が満ちている。誰かが精神的に突然キレて凶悪犯に豹変しないよう、相手が誰であっても人と衝突を起こすな! 自分の言行を慎み、薄氷の上を歩くようにしなさい」といった趣旨の呼びかけがなされている。
(現場の様子)
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