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中国河北省廊坊市の町「大城県」で9月29日、走行中の路線バスが、大型トラックに衝突する悲惨な「交通事故」が発生した。
「まだ確定ではないが、死者は9人とネットで噂されている」と中国メディアは報じている。
衝突原因は、「バス車内で起きた爆発で、自殺しようとする者が路線バスの中で爆発物を起爆させた」とネット上ではもっぱらの噂だ。
このニュースを転載した著名な調査ジャーナリストである趙蘭健氏は、中国メディアが「交通事故」と呼ぶこの件を「社会報復」と呼び、「事件」が起きた場所は、北京市から近く、出稼ぎ労働者など「低端人口(底辺住民)」と呼ばれる人々が暮らす地区だという。
(現場の様子、趙蘭健氏のSNSより)
「自殺願望を持つ者がバスを爆破」という噂が本当である場合、この事件の真相は中国共産党(中共)当局によって葬られるだろう。
というのは、中共当局は、災害や社会報復などの人心の不安を引き起こしかねない事故や事件、そして食品安全問題など社会の闇が暴露されるたびに、一貫して被害情報の隠蔽を行ってきたからだ。
その際には真実を「デマ」と呼び、その「デマ」を否定する際には、官製メディアから一般メディアまで、すべてに指示徴用して宣伝を行う。
しかし、「真相」を葬り去ったからといって、国民の怒りが消えたわけではない。それどころか、抑え込もうとすればするほど、どんどん増大し、中国社会は今や「爆発寸前の火薬庫だ」と多くの専門家が指摘する。
確かに中国社会がすでに「爆発寸前の火薬庫」であることは、近年起きている社会報復事件や高官殺害事件が頻度を上げて起きていることからも伺われる。
これらの事件に対して、中共当局は「情報封鎖」するばかりで、何ら有効な施策も取れないでにいるという。
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