今年の「十・一連休」は、中国の観光業界から「史上最悪の悲惨な連休」と呼ばれている。
連休終了後、連休開始前から急落していた中国国内線の航空券の価格はさらに下がっており、なかには90%引き以上という路線も出るなど、いまでは飛行機は高速鉄道よりはるかに安いという異常事態になっている。
多くの人気観光都市の航空券が激安価格になっただけでなく、各地のホテルの客室価格も急落しており、旅行するには超お得なシーズンとなった。
一方、どんなに値下げになっても、「自分には関係ない、だって旅行するだけの余裕がないのだから」と嘆く声も少なくない。
「十・一連休」後の運賃急落の理由について、業界関係者によれば、連休明けの旅客数の減少に直接関係しているという。
中国メディアによると、特価チケットを発売する航空会社も相次いでいる。
例えば、あるオンライン旅行サービスプラットフォームの情報によると、10月11日に「杭州から昆明」へ飛ぶ航空券の値段は93%引きの180元(税別、約3800円)だった。
また10月9日に「杭州から大連」へ飛ぶ航空券の最安値はわずか150元(税別、約3千円)だった。(87%の割引に相当)
10月11日、「杭州発成都」行きの最安運賃は207元(税別、約4300円)で、80%オフだ。
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