自民党の「全ての女性の安心・安全と女子スポーツの公平性等を守る議員連盟」は19日の会合で、公衆浴場などで「身体的な特徴」に基づいて「男女」を区別し、浴室や脱衣所を分けるよう求める議員立法の法案をまとめた。
来年1月召集の通常国会への提出を目指す。
昨年6月に施行されたLGBT理解増進法をめぐって、法案の審議前から法律の規定等の理解に幅があることなどの影響により、風呂やトイレ、更衣室などの女性専用スペースの利用に混乱が生じるのではないかと懸念する声が広がっていた。
こうした懸念から、「全ての女性の安心・安全と女子スポーツの公平性等を守る議員連盟」も発足した。
7月11日、名古屋市にある温泉施設で女湯に入浴したとして37歳の男が建造物侵入の容疑で逮捕された。男はカツラをかぶるなどして女装し、「心は女性だ」と供述していた。
昨年11月にも同様の事件が起きている。三重県桑名市の温泉施設の女性用浴場に侵入したとして、43歳の男を建造物侵入の疑いで逮捕した。男は「心は女なのに、なぜ女子風呂に入ったらいけないのか全く理解できません」と供述している。
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