動画「人生如狗」が中国のネットユーザーに涙 直後なぜか当局に封殺

2024/12/23 更新: 2024/12/23

中国の経済は悪化し、産業は不景気に陥り、国民はますます深刻な搾取に直面している。

最近、搾取されて利用された後に捨てられた犬に関する動画がネットで話題となり、多くの人々の共感を呼んだが、中共(中国共産党)によってすべてのネットで封殺された。

ある女性配信者が「人生如狗(人生は犬のようだ)」というタイトルの文章を朗読した。内容は、3年前にサーカスの団長に連れられて都市に来た犬が、「毎日肉を食べさせる」と約束され、将来的には犬家族全員が肉を食べられるようになるという夢のために、命の危険を冒して一生懸命に演技をする様子を描いている。

彼女はこう言った。

「団長の財布は成長と共にどんどん厚くなっていった」

ある公演中、この犬は10メートル以上の高さから落ちて重傷を負い、サーカスの団長に捨てられ、最終的には、雪の中で凍死してしまうのだ。

この女性配信者はこう言った。

「この世の中で、私は一匹の犬のようだ。年末には家族が集まり、一緒に肉を食べたいと思うが、吹雪の一夜が、私の魂を連れ去ってしまうのだ」

この動画はインターネット上で広まり、中国のネットユーザーたちの共感を呼び、多くの人々が涙を流したと報じられているが、中共によってすべてのネットで封じ込められた。

広東の民主活動家、劉飛龍さんは次のように述べた。

「私も共感する。私は中共の支配の下で33年間生きてきた。普通の底辺の人々として、私たちは本当に犬のように尊厳を失い、非常に卑しい存在だ。権利はすべて共産党に奪われた。中国人は皆、共産党の犠牲者だ」

『北京之春』のコラムニスト、陳叔涵さんはこう言った。

「私もこの映像を見て心が痛んだ。もし私が中国にいたら、彼らと同じように犬のように生きていただろう。実際、共産党の支配の下で、底辺の人々は家畜以下の生活を強いられている」

陳叔涵さんは次のように述べた。

「中国の一般市民には人権も福祉保障もない。今、一般市民が自分の状況を認識するようになったことは、大きな進歩だ」

彼は続けて、「現在の中国そのものはサーカスのようなもので、その団長は習近平だ。彼は共同富裕を約束し、大きな夢を描いて一般市民を愚弄している。『肉が食べられる』と約束しても、結局何も得られない。彼は未来の社会を、無限に美しいものとして描写しているが、一般市民は、最終的に自分たちのリアルな生存状況を認識することになるだろう」

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