3日、日本を巡回公演中の神韻芸術団は、東京文化会館大ホールで公演を行った。ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、中国で失われた伝統文化の復興を掲げ、世界各国の劇場で上演している。世界最高峰の中国古典舞踊を届ける夢の舞台に、満場となった劇場から賞賛の声が届いた。
「すごい華やか」「2時間あっという間」音楽家とダンサーが感嘆

音楽家の桜刃直樹さんとダンサーの加川泉さんが神韻の公演を鑑賞した。加川さんは、「すごい素敵でした」と絶賛。「衣装とかもすごい華やかで、2時間あっという間で見応えがあって、ストーリー性とかメッセージ性もすごくわかりやすくて、本当に感動しています」と語った。
男女のそれぞれの古典舞踊については、「男性は迫力があって、柔軟性、関節の柔らかさがある」と語り、「女性もすごく優雅なんですけど、美しさの中に力強さっていうのがすごく表現されています」と話し、「剛中の柔」「柔中の剛」といった中国古典舞踊における独特な表現技法を察していた。

また「やっぱり目に見えるカッコよさだけではない」と語り、神韻ダンサーの内面からあふれ出る美しさを感じたという。
桜刃直樹さんは、「本当にね、技も素晴らしい、あと衣装、美しさ。それはやっぱり中国共産党につぶされてしまった一番中国の美しさというのが守られている、守り抜こうという意志が少し、感じられます」と感銘を受けていた。
舞踊に伴い奏でられるオーケストラの生演奏についても、「あのシンフォニックオーケストラという編成で本当に中国の伝統音楽の旋律をあれだけ美しく奏でられるって、ちょっとすごく衝撃というか新鮮でしたね」と絶賛していた。
オーケストラピットでは神韻交響楽団が舞台演出に合わせ、ダイナミックかつ繊細な音色を奏でる。繊細な音色を紡ぎ出す中国古典楽器と壮麗な西洋の交響楽の融合が神韻の音楽の特徴だ。
神韻の公演からパワーをもらったという声がよく聞かれるが、そのことについて桜刃さんは「本当にその通りだと思います」と共感していた。
「最初から最後までずっと美しい」会社社長が感動語る

医療経営コンサルティング会社の社長である飯田克己さんは、「もう、耳から入ってくる音楽、目から入ってくる皆さん(神韻ダンサー)が非常に美しい。驚きました」と褒めたたえた。
中国共産党執政以前の純粋な中国古典舞踊を観て、「とてもゆったりと美しく、心がゆっくりする。心の中がまるくなった」という。
「やっぱり西洋のバレエとは全く違いますね」「訓練しているなというのがすごくよくわかりました」と語った。

舞台後方に映し出されるデジタル背景幕と舞台を行き来し、ダンサーが背景幕の中に入ったかのように感じられるシステムとメソッドは、神韻芸術団が特許を取得している。
飯田さんは、「すごく印象に残ったのが、後ろの映像と舞台がシームレスにつながる、僕はこういう舞台を初めて見ました」と語り、ダンサーと背景幕の人物の入れ替わりが「ぴったりです。とても面白かったですね。非常に充実した時間を過ごしました」と話した。
「最初から最後まで、ずうっと美しさを非常に強く感じました」と感動を語った。
ダンサーが大絶賛「夢のような時間」

ダンサー、モデル、女優として多方面で活躍する池田美佳さんは、「舞台が開いた瞬間にパーって華やかな世界で、夢のような時間でした。私はダンサーで、前からYouTubeでよく見ていたんですが、初めて生で見ることができて、とても感動しました」と語った。
舞踊劇について、 「すごく可愛らしいなと思いました。それぞれのキャラクターがすごくキュートでピュアで応援したくなるような、笑顔もすごく素敵でしたし、こういう華やかで素直な表現がすごく心に響きました」と語った。
「ただ技だけではなくて、いろんな演技だったりとか、物語の中でその技が展開されていくというところがすごく見やすくて、興味深く見ていました」
神韻の演目は、古典舞踊、舞踊劇、中国楽器による独奏、声楽家による独唱など20の演目からなる。

池田さんは、神韻の公演を観賞して、参考になる点があったという。「とにかく見ながら動きたくなりました。自分もそういうストレートな作品を作ってみたくなりました」
また池田さんは、デジタル背景幕と舞踊のシンクロについて、驚きの声を上げていた。「特に後ろの映像がすごい。後ろのスクリーンがあることによって一気に世界観が広がります。そこから舞台に飛び出た時のタイミングだったり、映像とのタイミングをどうやって合わせているんだろうと思いました。本当に全くその仕掛けがわからないくらい完璧なタイミングにびっくりしました」

最後に、「とても華やかな気持ちになりましたし、私も表現をより一生懸命磨いて、(ダンサーの)皆さんのように世界的に活動していきたいという、このようなパワーをもらいました」と締めくくった。
2006年に設立された神韻は今や8つの同規模の芸術団を持つに至り、それぞれ専属のオーケストラを擁している。2025年の世界巡回ツアーでも神韻芸術団は5大陸の200以上の都市を訪れ、共産主義以前の中国の伝統的な美しさを世界中の観客に届ける予定だ。毎年一新した演目を披露している。
大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。
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