中国各地で異常気象が深刻化する中、7月29日には四川省成都市で最高レベルの高温警報(赤色警報)が発令された。しかし突如として巨大な雹(ひょう)と暴風雨が猛暑の市内を襲った。
公式には「指サイズ」と報じられた雹だが、SNS上の映像では卵や肉まんほどの大きさを確認し、市民からは「これは普通じゃない」と驚きの声が上がっている。
(「巨大な雹」、2025年7月29日、四川省成都市)
さらに、市内のひとけのない道路の中央に、滝のような「水柱」が空から垂直に落下する様子が撮影されている。その様子はドラマ『西遊記』に登場する三蔵法師の愛馬となる竜の化身「白竜」が水中に飛び込むシーンを彷彿とさせるもので、ネット上では当日の雹や強風の映像に『西遊記』の音楽を重ね、「成都が妖怪じみてきた」と題した動画が拡散され、多くの反響を呼んでいる。
(「謎の水柱」、2025年7月29日、四川省成都市)
中国では現在、猛暑・雹・洪水が同時に発生する異常事態が進行中だ。こうした現象に対し、SNSでは「天が怒っている」「自然の警告だ」「人間社会を見直すべき」といった声が相次いでいる。
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