中国人客45%減も 2025年の訪日外国人は4000万人超

2026/01/21 更新: 2026/01/21

高市早苗首相の台湾をめぐる発言を受け、中国共産党(中共)は反発して、中国人の訪日観光を抑制する動きを見せている。一方、日本政府が20日に発表した統計によると、中国人観光客は大幅に減少したものの、2025年の訪日外国人旅行者数は過去最高を更新した。

金子恭之国土交通相は記者会見で「2025年の訪日外国人旅行者数は約4270万人となった。史上初めて4千万人を上回った」と述べた。

金子氏は1月20日、2025年の日本の観光関連データを公表し、同年に日本を訪れた外国人旅行者数が4270万人に達し、過去最高を記録したことを明らかにした。

また、「昨年の訪日外国人観光者の消費額は約9兆5000億円となり、同様に過去最高となった」と説明した。

中共は昨年11月、高市首相が中共が台湾に武力行使した場合「存立危機事態になり得る」と発言した直後、中国人に対して訪日を控えるよう呼びかけるとともに、中国の旅行会社に対しても日本向け旅行の削減を求めた。

2024年には、中国人観光客は日本を訪れる外国人観光客全体のおよそ4分の1を占めていた。金子氏は、昨年12月の中国人観光客数が確かに大きく減少したことを認めつつも、国・地域全体で見ると訪日外国人の総数は過去最高だったと強調した。

金子氏は記者会見で、「昨年12月の中国からの旅行者数については、前年同月比で約45%減少し、約33万人となったが、すべての国・地域を見ると、前年同月比で増加しており、12月として過去最高の約360万人となった」と述べた。

日本の観光業はこの10数年で急速に成長してきた。2013年に訪日外国人が1000万人を超え、2016年には2000万人、2018年には3000万人を突破した。観光業は現在、自動車に次ぐ規模の外貨収入を生む分野へと成長した。

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