中国 香港発上海行き車内で異常事態

中国高速鉄道 車内で蚊が大量発生 乗客が逃げ出す

2026/04/02 更新: 2026/04/02

「高速鉄道の車内が蚊だらけ」のニュースが中国SNSでトレンド入りした。

3月31日、香港・西九龍駅を午後2時5分に出発した上海虹橋行きの高速鉄道G386便で、車内に蚊が大量発生するトラブルが起きた。

1号車から16号車まで広い範囲で蚊が飛び回り、乗客は座っても立っても、どこにいても次々とまとわりつかれる状態に。手で払い続けても追いつかず、車内は終始「蚊との戦い」となった。約8時間半の移動の中で休むこともできず、疲労と不快感が積み重なったという声が出ている。

なかには、耐えきれず途中で列車を降り、別の交通手段に切り替える乗客も現れた。本来は快適な移動空間であるはずの高速鉄道が、逃げ場のない苦痛の場となった。

乗務員は状況を報告し、乗客への説明や落ち着かせる対応は行ったものの、具体的な駆除対策はほとんど取らなかった。

原因について、運行会社は「気温の上昇や湿度の影響で蚊が増えた」と説明している。一方で、現場の乗務員は「点検時に窓を一晩中開けたままにしてしまったからではないか」と話しており、説明は食い違っている。

SNS上では「高額な運賃を払ってこの環境はおかしい」と不満が相次いだ。

一見すると小さなトラブルにも見えるが、車内環境の管理や点検体制に疑問を投げかける出来事となった。快適さを売りにしてきた高速鉄道の信頼が問われている。

今回に限らず、中国の高速鉄道では、架線トラブルや停電、車内での長時間足止めといった問題も報じられている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!
関連特集: 中国