G7エビアン・サミットが閉幕 高市早苗首相 経済 AI 日EU連携で存在感示す

2026/06/18 更新: 2026/06/18

フランスのマクロン大統領のリーダーシップの下で開催された3日間に及ぶG7エビアン・サミットが閉幕した。内閣総理大臣として初めてG7サミットに出席した高市早苗首相は、経済成長からAI、欧州との安全保障連携に至るまで、多岐にわたる分野で日本の存在感を示した。

サミットのセッションでは、高市首相が招待国やIMF、OECDを交え、非市場的政策・慣行や過剰生産への対応、自律的な成長の実現について意見を交わした。その際、高市首相が先日フィナンシャル・タイムズに寄稿したホルムズ海峡安定化に関する記事で、「強く、共に豊かになる」と述べたことについて、IMFのゲオルギエヴァ専務理事から「高く評価する」との発言があった。

また、サミット最後のセッションでは、AI関連企業のCEOらとAIの安全で迅速かつ効率的な導入について議論した。高市首相はAIを日本と世界の成長の原動力と位置づけ、「信頼できるAI」の実現に向けてG7各国やテック企業と連携していく姿勢を示した。日本の超党派国会議員からの提言も紹介した。

サミット期間中、高市首相はEUのフォン・デア・ライエン欧州委員会委員長と会談した。高市首相は、防衛産業や先端技術、重要鉱物を含む重要物資のサプライチェーンの強靱化において、EUとの戦略的な協力関係を深める意欲を表明した。

これに対し、フォン・デア・ライエン委員長は自身のSNSで、「日本ほど、私たちの価値観や戦略的利益を深く共有しているパートナーはほとんどいない」と日本と高市首相を評価した。

両者は「欧州とインド太平洋の安全保障は密接に結びついている」との強い共通認識を持っている。戦略的依存を減らすための協力や、サイバー、宇宙、海洋の安全保障を共同で強化していくことを確認し合った。これまで日EU関係の基盤であった経済・通商分野に加え、経済安全保障や防衛分野でも連携をさらに高い次元へと引き上げる方針だ。

高市首相はG7の力の源泉が「自由、民主主義、法の支配という価値を共有し、一致して行動すること」にあると改めて実感した、「日本の国益を守り、世界の平和と繁栄に貢献するため、引き続き全力を尽くす」とサミットの締めくくりに決意を語った。

エポックタイムズの記者。東京を拠点に活動。政治、経済、社会を担当。他メディアが報道しない重要な情報を伝えます
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