「リネン」と書かれていたから買ったのに、届いた商品の素材はポリエステル100%。中国のネット通販で、衣類の素材表示をめぐるトラブルが相次いでいる。
中国メディアによると、近年人気の「リネンパンツ」と表示された商品の中には、実際にはリネンが全く含まれていないものや、数%しか含まれていないものが少なくない。
中国メディア「藍鯨新聞」が報じた事例では、ある消費者が約400元(約8千円)で購入した「リネンパンツ」の洗濯表示は「ポリエステル100%」だった。販売ページでは「リネン」を繰り返し強調していたが、実際の素材とは異なっていたという。消費者は何度も苦情を申し立て、販売店や通販プラットフォームとの交渉を重ねた末、ようやく返金を受けた。
消費者が指摘すると、「リネン風の生地」「『リネン』は商品名にすぎない」などと言い逃れとも受け取れる説明をする販売店もあった。
問題はリネンだけではない。「ウール」「カシミヤ」「シルク」などの天然素材も、実際には数%しか含まれていないにもかかわらず、商品名では大きく強調している例が見つかっている。
さらに、「雲のようなコットン」「肌に優しいコットン」など、綿素材を思わせる名称も登場している。しかし実際にはポリエステルや再生繊維であることが多く、名前と実際の素材が一致しないケースもみられる。
「リネン」と表示しておきながら、後になって「商品名にすぎない」と説明する販売手法は、日本の消費者から見れば理解しがたいものだ。商品名で天然素材を連想させ、後から「商品名です」と説明する。そんな「言葉遊び」を許せば、素材表示そのものの意味が失われかねない。
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