中共系ハッカーがシスコ製ルーターに侵入 秘密のアクセス経路を構築

2026/09/04 更新: 2026/09/04

サイバーセキュリティ企業Sygniaは最近、中国共産党(中共)と関係のあるハッカー集団が米シスコ(Cisco)のルーターに侵入していたことを明らかにした。シスコのルーターは企業や通信事業者のネットワークで広く使われており、中共によるサイバー侵入への懸念が改めて浮上している。

Sygniaは8月27日に公表した報告書で、中共と関係するハッカー集団がシスコ製ルーターに侵入していたと指摘した。同社はこのハッカー集団を「ファイア・アント」と呼んでいる。

調査によると、ファイア・アントはシスコのルーター内部に秘密のアクセス経路を設け、侵入後も継続してシステムにアクセスできるようにしていた。さらに、システムのログを書き換えて活動の痕跡を隠していたため、管理者がルーターを調べても侵入を発見するのは困難だったという。

シスコは大手ネットワーク機器メーカーで、同社のルーターは通信事業者や大企業、政府機関などで広く使われている。ルーターはネットワーク上で大量のデータを転送する重要な機器だ。

調査では、ハッカーが侵入後、複数のシスコ製ルーターからネットワークデータを窃取し、その一部を外部のサーバーに送信していたことも分かった。

調査は現在も続いており、侵入を受けたルーターの台数や被害の規模は明らかになっていない。

中共と関係するハッカー集団による同様の攻撃は、これまでも相次いでいる。

2024年には、米政府が中共と関係するハッカー集団ソルト・タイフーンによる複数の大手通信事業者への侵入を確認した。ハッカーは多数の利用者の通話記録に加え、一部の政府関係者や政治家の通信内容にもアクセスしていた。

こうした一連の事件は、中共と関係するハッカーによる世界の重要な通信・ネットワークへの侵入が、長期的なセキュリティ上の脅威となっていることを改めて示している。

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