欧州連合、ロシアへの第14次制裁 初めて天然ガス輸出を対象に
欧州連合(EU)は6月24日、ロシアのウクライナ侵攻に対する第14次制裁を発表した。今回の制裁では、初めてロシアの液化天然ガス(LNG)輸出が対象となる。EU理事会は、69名の個人と47の団体に対して資産凍結や入国禁止などの制限措置を実施することを決定した。さらに、EU域内でロシア産LNGを第三国に転送するための再積載サービスが禁止され、北極LNG2号やムルマンスクLNGプロジェクトへの新たな投資や物品、技術、サービスの提供も禁止される。
LNG争奪戦、今後も加熱 2026年までの長期LNG契約はすべて完売=経産省
液化天然ガス(LNG)の供給が逼迫している。2026年以前の長期 LNG 契約はすべて完売したことが、経済産業省の調査で明らかになった
G7閣僚会合、原発含めたエネルギー源多様化の重要性を強調=萩生田経産相
[東京 10日 ロイター] - 萩生田光一経産相は10日夜、主要7カ国(G7)の閣僚会議に参加後、記者団に対し、「LNG(液化天然ガス)などの必要な投資、再生エネルギー、原子力を含むエネルギー源の多様化を進めることの重要性を強調した」と語った。また、ウクライナの担当相が会合の一部に参加し、各国に支援を要望したことも明らかにした。
ドイツ、国内初のLNGターミナル建設へ ロシア依存抑制狙い
[フランクフルト 5日 ロイター] - ドイツ経済省は5日、国内初となるLNG(液化天然ガス)輸入ターミナルの建設に向けて、政府系金融機関のドイツ復興金融公庫(KfW)が国内の電力大手RWE、オランダのガス大手ガスニーとの間で了解覚書(UOU)に調印したと発表した。エネルギーのロシア依存を抑えるのが狙い。 ブルンスビュッテルに年80億立方メートルの容量のターミナルを、できるだけ早期に建設する。
JERA、豪ガス田の権益取得 LNG調達へ
[東京 8日 ロイター] - 東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資するJERA(東京都中央区)は8日、豪バロッサ・カルディータガス田の権益12.5%を取得すると発表した。2025年ごろからダーウィンの液化基地で液化天然ガス(LNG)を生産する。年間約42.5万トンの権益相当分のLNGを引き取る。
中国、南シナ海で初のエネルギー深海坑井完成 新たな火種か
中国は最近、南シナ海で初となる深海坑井(こうせい)の建設を完了させたと発表した。深さ4660メートルに設置された井戸から入手する天然ガスは、広東省、香港などに供給するという。