[東京 12日 ロイター] – 松野博一官房長官は12日午前の会見で、北朝鮮がこの日弾道ミサイルを発射したことについて、度重なるミサイル発射など一連の行動は断じて容認できず、「厳重に抗議した」と語った。
防衛省によると北朝鮮は午前9時59分ごろ、北朝鮮内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイルを東方向に発射。政府は朝鮮半島の東方約550キロの日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下すると推定している。
松野官房長官は、現時点で被害情報などは確認されていないとした上で、外遊中の岸田文雄首相から国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を行うよう指示があったとした。
また、北朝鮮のミサイルに対して破壊措置は実施していないとし、Jアラートについても発動されていないと語った。岸田首相の外遊日程についても「現状、変更があるとは承知していない」と述べた。
ミサイルがICBM(大陸間弾道ミサイル)級か、ロフテッド軌道で打ち上げられたかなどについて、松野官房長官は「現在防衛省で分析中」と述べるにとどめた。
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