このごろ、湖南省岳陽市にある岳陽三荷空港の駐車場入り口に「米テスラ車の進入を禁止する(禁止特斯拉入内)」という表示の看板が設置されていることがわかり、SNSで話題になっている。
問題の看板は数カ月前から設置されていたという。ただし現在、この看板は撤去された模様。
乗り入れ禁止の理由については、空港苦情ホットラインのオペレーターによると「米テスラ社の車には、駐車中でも周囲を監視し録画するモードがついている。これによって、情報漏洩のリスクがあるからだ」という回答だった。
空港内へのテスラ車乗り入れを禁止する件について、そもそも「この禁止規定は合法なのかどうか」といった問題も含めて、中国のネット上で議論が巻き起こっている。
これをうけ、米テスラ社は14日「問題とされた機能はテスラ独自のものではない。現在では(他社の)主流の新エネルギー車にも採用されている」と回答した。
またテスラ社は、中国国内にデータセンターを設立しており、中国市場での車両販売で発生する全てのデータは中国国内に保存されていることを再度強調している。
その2日後、中国メディアが同空港の職員に確認したところ「テスラ車進入禁止の看板は、撤去された」という。
(湖南省の岳陽三荷空港の駐車場に設置された「米テスラ車の進入を禁止する看板」)
米テスラ社は、激しい競争が続く中国の電気自動車(EV)市場で優位性を確実にするために、中国で売れ筋モデルの同社2車種について、中国での販売価格を再度値下げしている。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。