ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が2日に都内で開催した記者会見で、会見を運営に関わるコンサルティング会社側が質問の指名を避ける記者の「NGリスト」を用意していたという。NHKが4日報じた。
当日会場には300人近くの報道陣が集まったが、実際に質問機会を得た記者は1割に満たなかった。質疑応答は1社1問のルール設定され、挙手する記者やジャーナリストを司会者が指名した。NHKのカメラは運営側関係者がNGリストと書かれたものを持参する様子を捉えていた。
こうした事態に、X(旧Twitter)では記者会見の運営姿勢に批判的な声が挙がっている。「ルールを守ってといいつつ、公正なルールを設定していなかった」「馬脚を表した」「また隠蔽して逃げるのか」
会見終盤には、指名を受けない記者らが大声で質問や主張を叫び、騒然とする場面がみられた。司会は、元NHKアナウンサーで現在は企業向けに話し方指導などのブランディングに関わるコンサル業を営む男性が担当した。
報道によれば、ジャニーズ事務所側およびコンサル会社側も、NGリストの存在について回答できないとしている。
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