今月7日、湖北省の気温が上昇したため、武漢長江大橋のワイヤロープに積もっていた雪が解け、棒状の氷塊が橋を走行する車両に落下する事故が起きた。多くの車両がこの被害に遭っており、負傷者も出ている。
ネット上に流れている現場動画のなかには、大きくて重い「氷の棒」が高所から車両めがけて降ってくる恐怖のシーンが捉えられていた。一部の車はこの氷の棒が直撃して、フロントガラスに穴が開くなどの被害を受けた。
被害の拡大を受け、この日の午後、武漢長江大橋は一時閉鎖されている。
今月3日以来、湖北省は大雪と雨に見舞われた。時はちょうど旧正月(春節)の帰省ピークに重なるため、付近の高速道路は雪の影響で数百キロに及ぶ渋滞が発生した。
積雪と路面氷結により、一部の区間では通行が完全にマヒしたため、故郷を目指す多くの車が高速道路上で立ち往生している。食料も水もなく、3日間以上も高速道路に閉ざされた市民からは、救援を求める大量のメッセージがSNS上に発信された。
7日になって、ようやく気温が少し上がったが、武漢の高速道路では依然として渋滞が続いている。
(武漢長江大橋のワイヤロープに積もっていた雪が解け、棒状の氷塊が車両に落下する事故が起きた)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。