3月21日、上川陽子外相は、来日したアルゼンチンのモンディーノ外相と会談。中南米の発展に向けて、日本とアルゼンチン両国の協力関係を一層強化することで一致した。
モンディーノ外相の訪日は、ミレイ政権が発足してからアルゼンチンの政府要人としては初めての日本訪問になる。
上川氏は、アルゼンチンは日本にとって価値と原則を共有する戦略的パートナーであるとともに、約6.5万人の日系人社会の絆によって結ばれた125年以上にわたる友好関係を更に深化させたいと述べた。
モンディーノ外相もまた、今回の訪日を機に、良好な二国間関係を更に強化していきたいという期待を示した。
上川氏は、昨年12月に発足したミレイ政権の経済改革を評価するとともに、開発協力などを通じてアルゼンチンの持続的成長を後押ししていくと述べた。また、今後も中南米の発展において、日ア両国がともに貢献するために、協力関係を一層促進していく考えを表明した。
モンディーノ外相は、さまざまな資源を有するとともに、ポテンシャル(潜在的可能性)の高いアルゼンチンへ、日本からの更なる投資に強い関心を示した。
両外相は、従来の協力に加えて、宇宙や原子力を含む科学技術分野といった、両国の将来に向けた協力可能な分野の開拓も視野に入れて、幅広く意見交換を行った。
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