齋藤経済産業大臣は、今夏の酷暑に向けた電気・ガス料金の補助措置と、年末までの燃料油価格激変緩和措置の継続を発表した。政府は地方経済や低所得者世帯への即効性のある支援を目指している。
岸田文雄首相は21日の会見で、電気とガス料金への補助を発表した。補助は1キロワットアワー当たり3.5円を中心に検討されていることが報道されているが、齋藤大臣は、与党内で具体的な補助金額や仕組みについて、現在議論が進行中と述べた。
中東情勢の緊迫化といった国際的な要因で急激な変動をみせるエネルギー価格についても、燃料油の価格高騰リスクに対応するため、年内まで燃料油価格激変緩和措置は継続することが決定された。
政府は電気とガスの料金について、国際情勢の予期せぬ変動による価格の高騰が国民生活に与える影響をふまえ、緊急対応を考えており、具体的な支援策について検討を進めている。
さらに、現在のところリッター当たり175円を目安に支援措置が実施されているガソリンに関しても年内継続される。財源について政府は、現在は既存の予算を活用する方向で考えているとした。
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