「成都-北京」の航空券運賃はわずか3元(約65円)。
目を疑うこの衝撃的ニュースは29日、中国SNSのトレンド入りし、物議を醸している。
「列車よりも安い、安すぎる!」と羨ましがる声のほか、「これは何らかの宣伝か? 騙されないだろうか」と不審がるユーザーも多い。
運賃はわずか3元
「注目のチケット」は中国のとある旅行プラットフォームで販売されたもので、日程は来年1月4日夜8時半に成都(四川省)から北京市に向かう「海南航空」の航空券だ。
運賃はわずか3元(約65円)、給油サーチャージは70元(約1513円)、合計費用は73元(約1578円)だ。
「本来故郷へ帰ろう」としていたという女性、チケットを探しているうち、この格安チケットが目に留まった。あまりの安さで思わず買ってしまい、そばにいた恋人の携帯でさらにもう1枚買い、2人そろって北京へ旅行しに行く計画が急遽立ったそうだ。
この格安チケットのニュースは中国メディアも取り上げており、知らせを聞きつけたユーザーは同チケットが販売されたプラットフォームへ行ってみると、同じ便の価格はいつもの300元(約6487円)台に戻っているという。
「やはり何らかの宣伝か?」「来てみたら安くないじゃん!」とユーザーから苦情も寄せられ、この事件は、迷宮入りしたようだ。
「90%引き」の時も
中国の観光業界から「史上最悪の悲惨な連休」と呼ばれてる今年の「十・一連休」終了後も、一時航空券価格が暴落した。
ただでさえ連休開始前から急落していた中国国内線の航空券の価格は、連休後にさらに下がり、なかには90%引き以上という路線が続出した。
「多くの人気観光都市の航空券が高速鉄道よりはるかに安い」という異常事態のなか、各地のホテルの客室価格も急落したため、旅行するには超お得なシーズンとなったのだ。
一方で、どんなに値下げになっても、「自分には関係ない、だって旅行するだけの余裕がないのだから」という嘆きも。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。