NHKは12日、10日に配信した国際放送の英語ニュースの中国語字幕で沖縄県の「尖閣諸島」を中国名の「釣魚島(日本名:魚釣島)」と表示したと発表した。
NHKによると、10日のニュースの中で、日米首脳会談を受けた中国側の反応を伝えた際に、中国語字幕で「沖縄県の釣魚島」「日本が実効支配する釣魚島」と放送。ライブ配信をチェックしていた職員が気付いたという。
グーグルのAI翻訳機能を活用したリアルタイム字幕で、自動翻訳が誤ったことが原因だとしている。
2020年から多言語字幕サービスを導入していたが、今回の件を受け、翻訳の精度に不安があるとして、NHKはすべての字幕を取りやめた。
NHKによると、過去1週間分も振り返り調査しているとし、すでに過去4日分で同様のケースが確認されているという。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。