2025年7月17日、小林一大防衛大臣政務官は、防衛省・自衛隊を代表して千鳥ヶ淵戦没者墓苑(東京都千代田区)において実施された「硫黄島戦没者遺骨引渡式」に参列し、献花を行った。この式典には、硫黄島から新たに帰還した23柱の戦没者の御遺骨が迎え入れられ、厚生労働省に正式に引き渡された。
今回の遺骨は、令和7年7月2日から派遣された硫黄島遺骨収集団によって収容され、日本本土へ移送されたものである。引渡式では、遺骨収集団の入場、御遺骨の引き渡し、仮安置、黙とう、献花といった厳粛なプログラムが進行した。その後、同所で収集団の解団式も行われたという。

厚生労働省は、戦没者の遺骨収集事業を推進しており、外務省や防衛省と連携しつつ、関係者や関係国の協力のもとで、戦没者の尊厳と家族の思いに応えるべく収集活動を続けている。防衛省・自衛隊も、自衛官による現地支援や輸送協力など実務面で寄与している。
防衛省・自衛隊はSNSで「引き続き厚生労働省・外務省と連携し、戦没者の遺骨収集にしっかりと協力してまいります」と述べ、今後も関係省庁と連携し事業を進める考えを示した。
硫黄島は太平洋戦争の激戦地であり、多くの日本人兵士が戦没した。遺骨の収集・帰還は長年にわたり続けられており、関係省庁の協力のもと、遺骨の尊厳な取り扱いと遺族の心情に配慮した取り組みが続けられている。
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