石丸伸二氏 「再生の道」の代表退任を表明

2025/08/27 更新: 2025/08/27

前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は27日、記者会見で自身が設立した政治団体「再生の道」の代表を退任する意向を表明した。9月に代表選考会を実施して新たな代表を決める見通しだ。

石丸氏は、理由について「政党を属人的なものにしないため」と述べ、「昨年末から選挙前後に代表を交代すると言っていた。当初の予定通り」と説明した。選挙結果を受けた引責辞任との見方については否定した。

石丸氏は、代表退任後は「再生の道」の運営に直接関わらない意向も示しているが、「何らかの形で政治活動を続ける」と話した。

「再生の道」は、6月の都議選で42人が全員落選。7月の参院選でも国政政党を目指して東京選挙区と比例区に10人の公認候補を擁立したものの、議席の獲得には至らなかった。

石丸氏は昨年7月の都知事選で約166万票を獲得し、個人としては大きな影響力を示したものの、政治団体としての存在感は高まらなかった。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。
関連特集: 政治