林総務相 選挙報告書訂正で陳謝 辞任は否定

2025/12/26 更新: 2025/12/26

林芳正総務相は26日の記者会見で、昨年の衆院選で自身の陣営が支払ったとされる労務費を巡って選挙運動費用収支報告書を訂正したことに関して、秘書が適切とは言えない処理を行ったしたとして陳謝した。

林総務大臣の事務所は、去年の衆議院選挙の選挙運動費用収支報告書で、「ポスター維持管理」や「ハガキ筆耕」などの名目で、合わせておよそ316万円の労務費を支払ったが、25日に訂正。13人に支払った13万円の記載を削除した。

林氏は、私設秘書が使用されなかった選挙費用を事務所に返金せず、「事務手続きの煩雑さを避けるため、適切とはいえない経理処理をした」と説明した。

秘書をけん責の処分したとし、13万円は選挙後に秘書業務に使われたという。

その上で、林氏は「運動員買収などの違法な資金として使用された事実はなかった」と語り、「関係者に迷惑をかけたことをおわび申し上げる」と陳謝した。

自身の進退については、「引き続き総務相として職責を果たしていく」と述べ、辞任は否定した。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。
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