トランプ氏、副大統領候補にバンス上院議員指名 保守派の新星が舞台へ
アメリカ前大統領トランプ氏は15日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで開催された共和党全国大会で、オハイオ州選出の共和党上院議員J.D.バンス氏を副大統領候補に指名。バンス氏は過去トランプ氏を激しく批判したが、最終的に最も強力な擁護者の一人となった。
2024年版『防衛白書』発表 台中緊張で日本の防衛力強化の必要性強調
米中間の「戦略競争」と称される覇権争いが激化している中、世界の火薬庫とも称される台湾海峡は、常に武力衝突の脅威が存在する場所だ。7月12日に発表された年度版『日本防衛白書』は、中国が台湾周辺での軍事演習を増やしていることについて初めて警告を発している。また、中国とロシアが日本周辺で行っている共同軍事活動について「深刻な懸念」を表明し、北朝鮮の脅威がこれまでになく大きくなっていることも指摘している。
中国民主運動家・劉暁波氏の八周忌 未亡人は日本滞在へ
今週13日(土曜日)は、中国の民主運動家である劉暁波の命日である。彼は2010年に獄中でノーベル平和賞を受賞したが、7年前、中国・沈阳で肝癌の治療が遅れたために亡くなった。劉暁波氏の未亡人である劉霞さんがドイツから日本に移住し、長期的に居住する計画があるという。関係者によれば、日本の私立大学が劉霞さんを研究員として招聘し、日本政府が「文化活動」在留資格のビザを発給した。彼女は関西地区で生活する予定である。
アメリカの法律事務所が中国本土からの撤退を加速 シンガポールに移転も視野
米国の法律事務所が、中国本土からの撤退を急いでいる。資本市場の悪化、構造的な経済問題、地政学的な緊張など、経営環境の悪化がその要因とされる。中国法務部の統計によると、外国法律事務所の中国事務所の数は2017年以降減少傾向にある。2022年末までに205件に減少し、現在はさらに減少していると推測される。
中国民間ロケット、また打ち上げ失敗、原因調査中
中国北西部の酒泉衛星発射センターで11日、中国民間企業が開発した商業用ロケット「双曲線一号遥八」が打ち上げられたが、上空で異常が発生し飛行試験に失敗した。新華社が伝えたところによると、原因は現在調査中であるという。
米駐台代表、頼清徳総統と会談 対台防衛の約束を再確認
米国政府は「中国の軍事的脅威に対抗して、米国は台湾の防衛力強化を支援する」と改めて確認した。7月10日、レイモンド・グリーン新任米国在台協会(AIT)台北事務所長は、頼清徳台湾総統を訪問した際にこのように述べた。
中国のリチウム電池価格、原材料価格の下落と過剰生産で半減
中国産のバッテリー価格が原材料価格の下落と過剰生産の影響で急落し、その影響が世界の電気自動車市場にも広がっている。ブルームバーグ通信によると、過去1年間で中国のリチウム鉄リン酸(LFP)電池セルの価格は、キロワット時(kWh)あたり平均53ドルと51%下落した。同期間の世界平均価格は1kWhあたり95ドルで、中国の平均価格のほぼ2倍に達している。
日韓首脳、米ワシントンで会談 露・北の軍事接近に共同対応
韓国と日本がロシア・北朝鮮の接近に対して共同で対応する方針を確認し、実質的な協力策を議論した。聯合ニュースによると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と岸田文雄首相は、10日(現地時間)、米国ワシントンD.C.で開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するために会談を行った。
中国共産党関与のバイオ医薬スパイ活動が明るみに = 米国
米国司法省が5月22日に発表したニュースリリースによると、フロリダ州に住む51歳の男性が、フロリダ大学とは無関係にもかかわらず、同大学のシステムを悪用して危険な薬物や毒素を中国に違法に運送する計画に関与したとして起訴された。この計画には、私営会社の研究所の従業員と不明のフロリダ大学の学生も含まれている。
三中全会前に軍高官を粛清した、その真の狙いとは?
中国共産党の党首の習近平が、7月中に開催予定の重要会議を前に、人民解放軍の高官に対する粛清を強化していると見られている。今回の粛清は、期待に対する失望の表れと読むことができる。習近平は最高権力者として軍部の忠誠を求めてきたが、就任初期の反腐敗運動で権力を固めた習近平と、中共の代表的な既得権層である軍の高官たちの間には、大きな溝が存在していた。
中国共産党の赤旗を大英博物館に持ち込み批判殺到
最近、中国のソーシャルメディアで広く共有されたビデオが多くの注目を集めた。ある中国人ネットユーザーが大英博物館を訪れた際、中国国旗を持っていたため、スタッフに制止され、国旗をしまわなければ退館させられると言われたという。このニュースは中国のメディアやソーシャルプラットフォームで急速に拡散し、多くの議論と怒りを引き起こした。
「億万長者がどう考えようと関係ない」 バイデン大統領「候補辞任説」を断固として否定
ジョー・バイデン米大統領は、2024年7月7日、ペンシルベニア州ハリスバーグ国際空港に到着後、地元関係者とセルフィーを撮影した。バイデン大統領は、大統領選テレビ討論後に民主党内で浮上した「候補辞任説」を断固として否定し、党内の結束を呼びかけた。8日(現地時間)、バイデン大統領は民主党議員に宛てた書簡で、「メディアや各方面でのあらゆる憶測にもかかわらず、私は最後まで予備選を戦い抜き、ドナルド・トランプを打ち負かすために尽力する」との決意を表明した。
米 ウィスコンシン州最高裁、2024年選挙に向けて無人投票箱を許可
【マディソン発】ウィスコンシン州最高裁判所は7月5日、2024年選挙前に無人投票箱の再使用を認める判決を下した。4対3の票差で可決されたこの決定は、2022年に施行された無人投票箱の禁止を覆すものである。
中国、国連会議で西側の人権改善勧告を拒否
【ジュネーブ発】中国は、スイス・ジュネーブで開かれた国連人権理事会の会議で、西側諸国が主導する人権改善勧告を拒否した。勧告には、香港や新疆ウイグル族の自由拡大が含まれていた。今月4日(現地時間)の会議では、中国の人権改善努力に関する審査が行われた。この審査は、2022年に国連が発表した「中国新疆地域のウイグル族およびムスリムの拘束が人道に対する犯罪に該当する可能性がある」とする報告書に基づいている。
人口減少、円安で外国人労働力確保に拍車
総務省が6月20日に発表した最新の人口推計によると、日本の総人口は減少傾向にあることが再確認された。2024年6月1日時点での総人口は約1億2389万人であり、前年同月に比べて62万人(0.50%)減少した。この減少傾向は依然として続いており、特に若年層の減少が顕著である。経済専門家は、日本を目指す外国人労働者が減少する理由として、円安だけでなく、低賃金や長時間労働、官僚主義や複雑な永住権取得手続きなどの要因を指摘している。また、終身雇用を前提とした日本の給与システムも、外国人労働者の採用拡大のために改善が求められる点として挙げられている。
中国共産党に縛られた中国人、解放の鍵は誰の手に?
中共の統治下で、中国は内外の圧力に直面している。この圧力はすべての中国市民にとって悲劇的な現実である。彼らは中共政権を選んだわけではないが、「人民の名義」の下で、他国を脅かし、国民生活を管理し、「習近平思想」で言論の自由を抑圧する体制の中で生きることを強いられている。この状況は一部の専門家によって「ストックホルム症候群」と形容され、人質が誘拐犯を愛する現象に例えられる。
英総選挙、労働党が圧勝、14年ぶりの政権交代
【ロンドン】4日に投開票が行われた英国の下院(庶民院)選挙で、労働党は総選挙で少なくとも326議席を獲得し、保守党の14年にわたる政権に終止符を打った。
米政府 中国人116人をチャーター機で本国送還、2018年以来初めて
アメリカ政府は6年ぶりにチャーター機を動員して、米国に滞在資格のない中国国籍者を大規模に強制送還した。米国土安全保障省(DHS)は、2日(現地時間)、移民・関税執行局(ICE)が中国当局と調整し、週末の間にチャーター機で中国人116名を本国に送還したと発表した。
未来の戦争を先取り AI軍拡競争、勝利するのは中共か
中国の国防大学の秘密実験室で、兵士たちは前例のないAI指揮官の命令を受けて訓練を行っている。このAI指揮官は、大規模な仮想戦場での作戦指揮を担当しており、これまでにない規模の演習を可能にしている。これにより、中国共産党(CCP)は人民解放軍(PLA)の高官を他の任務に集中させながらも、大規模な訓練を実施できるようになっている。
バイデン&トランプ、討論会で火花散る 2024年大統領選挙向け初の対決
アメリカ東部時間6月27日午後9時、ジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領がアトランタで2024年大統領選挙の初のテレビ討論に参加した。選挙まで130日余りとなり、この討論は選挙戦の行方を左右する重要な機会とされている。今回の討論は過去の討論とは異なり、多くの新しいルールが導入された。討論はCNNが主催し、観客はなし。候補者のマイクは相手が話している間はミュートされ、2回の広告休憩が設けられた。各候補者には質問に答えるための2分間と反論のための1分間が与えられた。
欧州連合、ロシアへの第14次制裁 初めて天然ガス輸出を対象に
欧州連合(EU)は6月24日、ロシアのウクライナ侵攻に対する第14次制裁を発表した。今回の制裁では、初めてロシアの液化天然ガス(LNG)輸出が対象となる。EU理事会は、69名の個人と47の団体に対して資産凍結や入国禁止などの制限措置を実施することを決定した。さらに、EU域内でロシア産LNGを第三国に転送するための再積載サービスが禁止され、北極LNG2号やムルマンスクLNGプロジェクトへの新たな投資や物品、技術、サービスの提供も禁止される。
米人身売買報告書、ベトナム除外 日本の「強制労働」対策不十分
【ワシントン】米国務省は24日、2024年版の人身売買に関する年次報告書を発表した。報告書ではベトナムが監視リストから除外され、日本は外国人技能実習制度の問題で評価が据え置かれた。
エクアドル 7月1日から中国人のビザ免除を停止、新たな「移民」ルートとして日本が注目
エクアドル政府は、7月1日から中国公民に対するビザ免除政策を停止すると発表した。この変更は、エクアドルを「走線」(不法移民ルート)の出発点として利用していた多くの中国人にとって、大きな影響を与える。このルートの変更により、多くの人々が他の方法を模索せざるを得なくなっている。
【単独インタビュー】前世と今生の狭間で 「小粉紅」はこうして反共主義者に変貌した
初夏の暖かい日差しがカフェの窓から差し込み、木製のテーブルに柔らかな光を投げかけていた。颜さんは静かにカップの中のコーヒーをかき混ぜ、その目には深い思索の色が宿っていた。中国本土での教育を受け、愛国主義を信奉していた彼が、今や全く異なる道を歩んでいる。その眼差しの奥には、言葉にされるのを待つ数々の物語が潜んでいるかのようだった。
ベトナムの戦略的重要性が増す、米中露の外交戦の焦点に
ハノイ - ベトナムの国際舞台での重要性が急速に高まっている。6月20日、ロシアのプーチン大統領が電撃訪問し、翌日にはアメリカ国務省のダニエル・クリテンブリンク次官補が訪問した。ベトナムは米中露の争奪戦の焦点となり、米越関係も深化している。
中共もソ連のように崩壊する…香港活動家、民主主義サミットで語る意気込み
2024年6月17日、東京都国立市の一橋大学で「日本香港民主主義サミット」が開かれた。香港の現状や未来について議論するこのイベントには、香港当局に国家安全維持法(国安法)違反容疑で指名手配された民主活動家、劉祖廸(フィン・ラウ)氏が登壇した。
「祖父の銀行を受け継ぐ」 小学生発言に中国国有銀行が騒然
中国社会では、ある小学生の将来の夢が「私も銀行長になって家業を継ぎたい」という発言をめぐり、激しい論争が巻き起こた。4月3日、中国のソーシャルメディアプラットフォームWeiboには、ある小学校の教室で撮影された児童の将来の夢を発表する映像が人気ランキングの上位に入り、多くの注目を集めた。
東京で「天安門事件35周年」追悼集会 議員ら160人参加
【東京・6月3日】天安門事件から35年を迎え、衆院第1議員会館(東京都千代田区)にて追悼集会が開催された。香港、モンゴル、チベットの民主主義者が集結し、日本と台湾の政界代表も参加した。
4年連続でヒロポン検出、韓国下水処理場で試料分析
食品医薬品安全処によると、2023年に韓国全国17か所の市・道の下水処理場で4年連続で不法麻薬成分のヒロポン(メタンフェタミン)が検出された。コカインの全国平均使用推定量も増加傾向にある。
不法移民が800万人に迫る米国 「11月の大統領選が米国民が決定する最後の選挙に」=イーロン・マスク
今年11月に行われる米国大統領選挙が、米国市民が決定権を持つ最後の選挙になるとイーロン・マスク氏が主張した。不法移民が有権者として流入するのを放置すれば、今後、米国のすべての選挙結果が彼らによって決定される可能性があるということだ。