「南シナ海仲裁裁判」から5年 判決を継続的に無視する中国

フィリピンが南シナ海の領有権紛争に関して裁判を申し立てた通称「南シナ海仲裁裁判」で、国際仲裁法廷が九段線に基づく中国の海洋権益主張には法的根拠がないという判決を下してから2021年7月12日で5年目を迎える。にも関わらず、中国は継続的に同判定を無視し領有権を巡る他の紛争解決にも協力的な姿勢を示していない。
2021/07/12

インドネシア、医療従事者131人がコロナで死亡 大半は中国製ワクチン接種済

インドネシアではこのほど、中国​製薬大手・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルス(中共ウイルス)感染症ワクチンの臨床治験の責任者、ノビリア・スジャフリ・バッチャティア(Novilia Sjafri Bachtiar)博士が同ウイルスで死亡したことが分かった。同国では、中国製ワクチンの有効性を疑う声が一段と高まるとみられる。
2021/07/09

「中国製ワクチン接種しても認めない」シンガポール保健省が方針

同省は6日、「予防接種人数は、国の予防接種プログラムの下で接種した人のみを反映している」と発表した。同国は現在、モデルナ社のワクチンとファイザー/ビオンテック製ワクチンの接種を進めている。
2021/07/08

合成薬物サプライチェーン、中国工場は出発点 インド太平洋地域で記録的な押収量

最近、インド太平洋地域で違法な合成薬物製造が急増している。これには新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミック、ミャンマーの軍事クーデター、合法の「前駆体化学物質(麻薬前駆体)」の転用という新たな手法の出現など、すべてが要因として絡んでいる。
2021/06/28

日本政府、アストラゼネカのワクチンをタイに寄付へ

[バンコク 21日 ロイター] - タイのアヌティン保健相は21日、日本政府が英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンをタイに寄付すると発表した。 24日に合意文書に調印し、7月前後にワクチンが到着する予定という。数量は明らかにしていない。 タイは今月、大規模なワクチン接種を開始。国王の所有する企業が国内で製造するアストラゼネカのワクチンに大きく依存しているが、一部で遅れが生じており、台湾、
2021/06/21 Reuters

ミャンマーの日系企業 多くは撤退計画なく情勢見極め 国軍と提携解消する企業も

中共ウィルスの感染拡大とミャンマー国軍によるクーデターが同国で事業を行っている外国企業にかなり影響を与えた。それを評価するために、2021年4月に在ミャンマー外国商工会議所がアンケート調査を実施した。同調査は匿名で行われ、日系企業を含む外資企業や地元企業、合計372社が回答した。
2021/06/21

インド五輪ユニフォーム、中国スポンサー企業と契約打ち切り 「国民感情への配慮」

インドオリンピック委員会(IOA)は8日、中国の服装ブランド「リーニン(李寧)」との五輪選手団ウェア提供契約を打ち切ると発表した。東京オリンピック大会では、インド代表チームはノーブランドのユニフォームを着用する可能性がある。
2021/06/11

インド南部で民間有志が炊き出し コロナ失業者や困窮者に救いの手

新型コロナウイルスが依然として猛威を振るうインド南部のタミル・ナードゥ州で、民間有志によって失業者や生活困窮者のために炊き出しが行われている。経済の停滞により雇用機会が激減、なかでも日雇い労働者は厳しい現実に直面している。
2021/05/26

ミャンマーで中国企業によるレアアースの違法採掘 先進諸国、脱中国依存へ

シンガポール共同によると、2月にミャンマーでの軍事クーデター以降、中国企業による違法採掘が急増しており、ミャンマー国軍は欧米からの制裁により経済状況が深刻になっているために許可したという。
2021/05/22

ABCD包囲網に類似の状況 中共の脅威に直面し、結束するクアッド=日本の専門家

日本や米国を含むインド太平洋地域における中国共産党の覇権主義の影響力が拡大する中、自由と民主を支持する国々の連帯が強まっている。日本の専門家は大紀元英語版の取材に対して、地域の経済と安全保障の協力枠組み「日米豪印戦略対話(クアッド、Quads)」は、平和と安全を確保する既存ルールの維持のために、結束は強化されていくだろうと語った。
2021/05/17

欧州連合が中国を非難「南シナ海の平和を脅かしている」

欧州連合(EU)は南シナ海の平和を脅かすとして中国を非難し、全当事者に対して常設仲裁裁判所の2016年の判決に従うよう促した。同裁判所は南シナ海の領有権を訴える中国の主張の大部分は無効との裁定を言い渡している。
2021/05/13

ミャンマー日本商工会議所 平和抗議に対する暴力行為に憂慮

ミャンマーの日系企業約430社が加盟する「ミャンマー日本商工会議所(JCCM)」は15日、市民による抗議デモで多数の死傷者が発生していることに深い憂慮を示す声明を発表した。
2021/03/21

仮想形式での繋がりの推進により、活況を呈するインド防衛産業

新型コロナウイルス感染症パンデミックによりさまざまな制限が発生しているにも関わらず、活況を呈するインドの防衛産業は一層の業界発展を目指してオンライン環境を良好に活用している。
2021/02/07

日本主導でチャイナフリー・サプライチェーンの構築 印豪に交渉=印報道

中国共産党の政治・軍事的台頭とともに、製造業のグローバル戦略において中国一極依存のリスクが浮き彫りになった。日本政府が主導して日本、インド、オーストラリアは三国間サプライチェーン(供給網)回復計画(SCRI)の立ち上げに向けた交渉を進めている。
2020/08/21

印中フォーラムが延期、印当局が中国関係者にビザ発給せず

インドのデリーで13日に開かれる予定の第8回印中ビジネスフォーラムが延期された。消息筋によると、インド当局が、中国関係者へのビザを発給しなかったためだという。
2019/11/13

中国軍、インド国境から50キロに地下施設=衛星写真

中国人民解放軍は数年前から、インド国境から50キロ離れた地点に地下施設を建造している。衛星写真の分析を行う専門家が指摘した。
2019/01/21

中越国境で臓器目的の誘拐相次ぐ ベトナム人狙った中国人犯罪グループ犯行=警察が警告

ベトナムの警察は近年、中国国境地域の街で臓器奪取を目的とした誘拐が相次いでいることから、地域の小学校などに警戒を促す文書を送付している。警察当局によると中国人犯罪グループによる犯行だという。
2018/11/07

インドで愛される法輪大法 学校教育にも取り入れられる

中国発祥の修煉方法・法輪大法がインドでますます人気になっている。インドメディアbhaskarhindi.comは近日、インド中部のマハーラーシュトラ州のナーグプル市では、数万人が法輪大法を修煉し、健康を得ていると報じた。ナーグプル市では法輪大法を学べる煉功点が20か所あり、人々は法輪大法の功法をすぐに習うことができる。法輪大法の修煉を通して、学生たちは成績が向上し、人々は日常生活で道徳を重んじるようになった。
2018/11/01

日印2プラス2設置 安全保障と経済の連携強化

10月29日、安倍首相は訪日中のインド・モディ首相との首脳会談で、日本の新幹線方式を採用した高速鉄道整備事業などを含む、総額3165億円の円借款供与を共同記者会見で発表した。中国共産党政府が主導する一帯一路構想の代替案とも言われる、自由で開かれたインド太平洋戦略の推進のため、日印2プラス2の設置や、アジア諸国におけるインフラ整備計画の合意を固めた。
2018/10/29

フィリピン国防省「中国は南シナ海に核兵器配備を計画」

フィリピン国防総省は、南シナ海で中国がサンゴ礁などを拡張工事し軍事拠点化していることについて、「核兵器の配備計画があることは間違いないだろう」と述べた。
2018/08/28

米企業から「脱中国」の動き 貿易戦争の影響で=米メディア

米中貿易戦争の影響で、米国ファッション・ブランド企業らの「チャイナシフトアウト(中国離脱)」現象が現れている。米ブルームバーグ通信は20日、コスト削減のために中国行きを選んだ企業らが関税のないカンボジアなど東南アジアに生産拠点を広げていると報道した。
2018/08/21

比シンクタンク、「中国に利用された」 約束の投資が実行されず

中国から約束された240億ドルの投資はほとんど実行されていないことに、フィリピンの人々はドゥテルテ大統領への怒りを募らせているという。
2018/08/02

戦争に苦しめられたベトナムの老兵、やっと幸せを掴んだ

ベトナム・イエンバイ省(Yen Bai)に住むNguyen Van Baiさんはベトナム戦争を経験していた退役軍人。戦争中、彼は化学薬品を誤飲したため、徐々に様々な病気にかかった。長年の不幸と病気に苦しまれた彼だが、今やっと幸せを掴んだ。そのきっかけとはー
2018/07/09

ベトナム政府、フェイスブックに南シナ海の「誤表記」修正求める

ベトナム政府は7日1日、世界大手SNSフェイスブックの広告スペースの地図に、南シナ海における係争中の群島が「中国領土」と表示されていたことから、フェイスブック側に抗議し、早急に変更するよう求めた。
2018/07/03

日米豪印協議、インド太平洋で民主的価値基盤の秩序を維持・強化で確認

6月7日、シンガポールで行われた第2回日米豪印協議で、各国代表は民主的価値をベースとしたインド太平洋地域における主権、航行、上空飛行の共通認識を確認した。外務省が同日発表した。
2018/06/08

中国、南シナ海人工島で「街」づくり 400棟のビル建設=衛星写真

南シナ海の係争地域で中国が軍事目的の人工島を建設している問題で、一部の礁には400棟ものビルを建設していることが、衛星写真の解析で明らかになった。専門家は近い将来、中国が人民解放軍を駐留させるとみている。
2018/05/28

「九段線」印刷のTシャツを着た中国観光客、ベトナムで物議

ベトナムを訪れた中国人旅行客のTシャツに描かれた地図が物議をかもしている。
2018/05/16

中国色が濃くなる「インドの裏庭」手をこまねくニューデリー

政情不安定が長引く、インド洋中心に位置する群島国家モルディブで2月中旬、中国海軍フリゲート艦が東インド洋を航行したもよう。同国では外国人の土地購入を許可すると憲法が改正され、港湾を中国国営企業が融資し拡張工事も行われており、中国共産党政権寄りが色濃くなっている。海洋戦略においても中国とインドによるにらみ合いが続いている。
2018/02/28

政情不安定なモルディブに中国資本 元大統領は「植民地化だ」と批判

「中国モルディブ友好の橋」が間もなく完成する。インド洋に浮かぶ群島国モルディブ首都マリと、国際空港のある島を結ぶ7キロメートルの橋のことだ。名前は2014年9月、習近平国家主席が同国を訪れたとき、親中派アブドラ・ヤミーン大統領の提案で決まったという。
2018/02/28

日米豪印が「一帯一路対抗策」で結束、日本の「インド太平洋戦略」が重要役に

日米豪印の4カ国が中国当局の「一帯一路」経済圏構想に対する代替策である共同インフラ建設計画に取り込んでいることが明らかになった。目的は、中国当局の影響力拡大に対抗するものだとみられる。米トランプ政権は日本の「自由で開かれたインド大平洋戦略」は、一帯一路構想への対抗策であるとの見解を示した。
2018/02/20