中国の人権派弁護士がラオスで消息絶つ またも「中国の越境逮捕」か
このほど、中国からラオスへ出国した人権派弁護士の盧思位氏が、中国当局を背景とするラオス警察によって「越境逮捕」されたことがわかった。
中国の「709事件」8周年 在米華人が米国で支援集会「迫害はまだ続いている」
7月8日夜、米国在住の華人がニューヨークやロサンゼルスに集まり、「709事件」で今も弾圧や迫害を受けている中国国内の人権弁護士への声援集会を開いた。
釈放後も行動の妨げ 王全璋弁護士、中国当局に国家賠償求める
昨年4月に釈放された人権派弁護士の王全璋氏(45)は現在も、中国当局から行動の妨げを受けている。北京公安局は17日、王氏の米大使館行事への出席を阻止した。これに対し、王氏は当局に国家賠償を求めた。
「709事件」6周年、ブリンケン氏が声明「人権弁護士を常に支援」
アントニー・ブリンケン米国務長官は「709事件」から6周年を迎えるにあたって、中国の人権派弁護士を支援する声明を発表した。709事件の弾圧により、拘束または投獄された300人以上の弁護士を釈放し、弁護士資格を復活させるよう北京に呼びかけた。
EU、高智晟弁護士らの釈放求める 中国との投資協定締結の前に
年内にも中国との投資協定の締結を目指す欧州連合(EU)はこのほど、中国当局に対して、人権派弁護士や反体制活動家を直ちに釈放するよう求めた。EUは12月上旬、人権侵害者に制裁を科す欧州版「マグニツキー法」の導入を承認した。
王全璋氏、今後も弁護士続ける意向「冤罪に苦しむ人を助けたい」
2015年7月以降、中国当局により人権派弁護士らが一斉に拘束された「709事件」で、逮捕された王全璋弁護士は5月1日、北京市の自宅で大紀元の取材を受けた。中国当局が一方的に進めた裁判を振り返り、「当局こそが法律を破った」と批判した。
習近平当局、江沢民派の公安省次官を摘発 反習グループの人物か
中国共産党中央規律検査委員会と国家監察委員会は4月19日、公安省の孫力軍次官(51)について、「重大な規律違反と違法行為がある疑い」で取り調べを受けていると発表した。共産党指導部の情報筋によると、孫次官は党内江沢民派閥のメンバーで、習近平国家主席の失脚を企てうる「トラ級」の大物だ。孫氏は警察当局の高官として、法輪功学習者への弾圧や人権派弁護士の一斉拘束にも統率した。
中国、人権派弁護士の王全璋氏が5年ぶり家族に再会「胸いっぱい」
2015年、中国当局による人権派弁護士の一斉拘束によって逮捕された王全璋弁護士は4月27日、妻の李文足さんと息子に再会した。5年ぶりに集まった3人はしばらく抱きしめ合った。
中国当局、王全璋氏の北京行きを阻止 妻の緊急入院後も
中国人権派弁護士の王全璋さんの妻、李文足さんは4月26日午前、急性虫垂炎で北京市の病院に搬送された入院した。これを受けて、中国当局によって山東省済南市に軟禁された王氏は同日、北京へ出発した後、まもなく地元警察に止められた。
人権派弁護士王全璋氏、709事件後メディア初登場 「一度も後悔していない」
2015年の弁護士一斉拘束事件で逮捕された人権派弁護士・王全璋氏(44)は4月5日に釈放された後、妻と息子が住む北京に戻れず、故郷の山東済南市の自宅で軟禁されている。王氏は20日、香港のケーブルテレビ、有線電視の取材を受け、約5年ぶりにメディアに登場した。
中国当局、出所の王全璋弁護士を「隔離」 見舞いの親族や出前の配達員も一時拘束
2015年7月、中国当局によって人権派弁護士らが一斉拘束された(709事件)後、国家政権転覆罪で実刑判決を受けた王全璋弁護士は5日、刑期を終えて山東省臨沂市の刑務所から出所した。しかし、中国当局は、中共肺炎(新型コロナウイルス肺炎)の14日隔離措置を実施するとして、王さんを出身地の同省済南市に連行し、王さんが所有する部屋に監禁を続けている。北京市にいる妻の李文足さんによると、済南市に見舞いに行った親族が地元の警察当局から取り調べを受けた。
王全璋弁護士が妻に手紙「釈放後、北京を離れたい」圧力受けたか
北京で拘束されている中国の人権弁護士・王全璋氏はこのほど、家族に手紙を送り、妻の李文足氏がその内容を公開した。そこには、出所後は当局から追跡されず、安定した生活を送りたいと書かれていた。妻は、当局が脅迫して、人権弁護士としての夫の意欲を失わせ、監視下に置こうとしていると疑っている。
人権派弁護士王全璋氏、刑務所の動画に姿 妻「反応が鈍い様子」
2015年7月中国当局による人権派弁護士の一斉拘束で安否不明となった王全璋氏について、王氏が拘禁されている山東省臨沂刑務所は20日、王氏の家族らに対して動画でその近況を公開した。王全璋氏の妻、李文足氏によると、動画の中の王氏「かなり痩せて老けた。頭の反応が鈍く、目の視線が定まらない」様子だった。
王全璋弁護士に懲役4年半、米独が批判声明「全く理解できない」
米国とドイツ両政府はこのほど、中国人権派弁護士の王全璋氏が国家政権転覆罪で実刑判決言い渡されたことに関してそれぞれ批判の声明を発表した。米政府は、中国当局に王全璋氏を直ちに解放するよう求めた。
弁護士の長期拘束に抗議 妻ら女性4人が丸刈りに
中国当局に拘束された王全璋弁護士の妻ら4人は17日、北京市の中央公園で当局による人王弁護士の長期拘束に抗議して、髪をそり落とした。
「王全璋弁護士を解放せよ」、世界16の弁護士団体が呼びかけ
世界人権デーである12月10日、世界16の弁護士団体が共同で中国当局に対して、拘束中の人権弁護士・王全璋氏の釈放と、王弁護士家族への抑圧を停止するよう書簡を送った。米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が10日報じた。
「709弁護士一斉拘束」3周年 複数の海外都市で抗議活動
中国当局が3年前の7月9日、国内人権派弁護士の一斉拘束を実行し始め、数カ月の間で約300人の弁護士を身柄拘束した。「709事件」と呼ばれたこの一斉拘束をめぐって、海外からの高い関心を寄せられている。9日、米国、香港、台湾で講演会や抗議集会などが行われた。
中国、人権活動家に懲役8年、「709事件」弁護士の消息は不明
中国の天津市第二中級人民法院(地裁)は26日、「国家政権転覆罪」に問われた人権活動家の呉淦氏(44)に対して懲役8年、公民権はく奪5年の判決を言い渡した。2015年7月9日以降、中国当局が行った人権派弁護士の一斉拘束、いわゆる709事件を含む権利擁護活動家への取り締まり中で、言い渡された判決として最も重い刑となった。
中国人権弁護士の長男 東京に出国直前足止めされた
中国の人権弁護士夫妻の長男(18)が13日、観光ビザで東京に向かう際、天津国際空港で「出国すれば、国家安全を危害する可能性がある」との理由で足止めされた。米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。
謝燕益弁護士、709事件の記録を上梓 序文全文
709事件で違法に拘束された謝燕益弁護士は、ご自身の体験も含めて事件全般の経緯とそれについての思索を20万字に及ぶ『709纪事与和平民主100问(709事件の記録と平和民主主義に関する100問)』にまとめ上げた。同じく709事件で不当逮捕された李和平弁護士の妻、王峭岭さんがこの記録前半のために序文を寄せた。
上海の弁護士「中国の人権派弁護士は将来の大統領候補」
上海在住の人権派弁護士鄭恩寵氏は、709事件で弾圧された中国の人権派弁護士は、中国の未来のために自分と家族の多くの利益を投げ打って尽力していることを取り上げ、敬意を表し、彼らこそが中国の未来の大統領候補だとの思いをあらわにした。
危機一髪 中国人権派弁護士の家族の国外脱出 「トランプ大統領が救出を指示」
中国で2年前に人権派弁護士らが一斉に逮捕された「709事件」。そのうちの1人の妻はこのほど、 AP通信の取材で2人の娘と連れてタイに脱出する経過、中国に強制送還される間際に米国大使館に救出される一部始終を語った。
中国人権弁護士大規模逮捕事件 拷問証言多数 調査求める
2015年7月9日から2カ月間で中国各地で人権弁護士や人権活動家など約320人がたて続けて勾留・逮捕され、国際社会も注目した「709事件」。この事件に絡んで、収容施設で不明薬物を強制に摂取させられるなど拷問や虐待を受けたという関係者の証言があいつぎ、14日、130人の弁護士からなる「中国人権弁護団」が全国人民代表大会への公開状を発表し、実態を公正に調査すること、結果を公表することを求めた。
子は就学できない 嫌がらせも…苦境を妻が明かす
2015年7月9日から始まった中国当局による人権派弁護士の一斉拘束から間もなく2年。残された家族は、いわれのないうわさの流布や、住居移転を余儀なくされ、さらに子供が就学できなくなるという嫌がらせに遭っている。